サードパーティのテープ・システム

リカバリ・アプライアンスでは、リカバリ・アプライアンスと互換性がある任意のサードパーティ(Oracle以外)のメディア管理ソフトウェアが、すぐに使用可能な状態でサポートされています。

Recovery Applianceでは、RMAN統合バックアップ・モジュールとそのクライアント・ソフトウェアを提供するサードパーティ・メディア管理ソフトウェアを使用できます。Recovery Appliance計算サーバーにインストールできるのは、サードパーティのメディア管理製品のテープへのコピー操作用のクライアント・ソフトウェア・コンポーネントのみです。

リカバリ・アプライアンスのライセンス条件下では、計算ノードのファイバ・チャネル・インタフェースに接続してテープ・デバイスに直接(またはSAN経由で) リカバリ・アプライアンスをバックアップできるのはOracle Secure Backupのみであるため、メディア・マネージャ・サーバー・コンポーネントをインストールできません。Oracle以外のメディア・マネージャ・ソフトウェアは、ネットワーク・クライアントとしてのみ構成されている必要があります。

次の点に注意してください:

  • リカバリ・アプライアンスのソフトウェア・アップグレードでは、クライアント・ソフトウェアやその構成が保存されません。

  • サードパーティのメディア・マネージャでは、リカバリ・アプライアンスのメタデータ保護がサポートされません。

  • リカバリ・アプライアンスにサードパーティ製のメディア・マネージャを構成する場合は、バックアップとリストアが想定どおりに機能するように、構成を慎重に検証してください。

  • サード・パーティのソフトウェア・インストールの制限およびガイダンスについては、My Oracle Support note 2014361.1を参照してください。