Excelベースのリファレンス・ドックレットへの使用可能なコンテンツの追加

このトピックは、Excelベースのリファレンス・ドックレットにのみ適用されます。

リファレンス・ドックレットの文書作成者または承認者は、使用可能なコンテンツをリファレンス・ドックレットに追加できます。使用可能なコンテンツは、リファレンス・ドックレットで指定された名前付き範囲に基づいています(Excelベースのリファレンス・ドックレットでの名前付き範囲の定義を参照)。

Oracle Smart View for Officeで、「プロパティ」ダイアログ・ボックスを使用して名前付き範囲を検出し、使用可能なコンテンツとして指定します。リファレンス・ドックレットがレポート・パッケージにチェックインされると、リファレンス・ドックレットで行われた変更とリファレンス・ドックレットを指す埋込みコンテンツがあるドックレットに対して行われた変更を更新する自動リフレッシュが実行されます。

ノート:

  • この手順を開始する前に、文書作成フェーズが開始されていることを確認します。

  • ドックレットの文書作成者は、使用可能なコンテンツの定義を追加できません。

Smart Viewで使用可能なコンテンツをリファレンス・ドックレットに追加するには:
  1. レポート・パッケージを開いてから、リファレンス・ドックレットを開き、チェックアウトします。
    リファレンス・ドックレットがExcelで開きます。WordまたはPowerPointでレポート・パッケージを開いた場合、リファレンス・ドックレットを開くとExcelが起動します。
  2. 「Narrative Reporting」リボン「検査」をクリックして、「プロパティ」ダイアログ・ボックスを起動します。
    「Narrative Reporting」リボンの「検査」ボタン

    あるいは、レポート・パッケージ・リストでリファレンス・ドックレットを選択して、「プロパティの表示」リンクをクリックして「プロパティ」ダイアログ・ボックスにアクセスします。

  3. 「使用可能なコンテンツ」タブを選択します。

    図22-17 「プロパティ」ダイアログ・ボックス - 「使用可能なコンテンツ」タブ

    「使用可能なコンテンツ」タブが選択されている「プロパティ」ダイアログ・ボックス。このダイアログには、この時点で使用可能な4つのコンテンツ・アイテムが示されています
  4. 「追加」ボタン「プロパティ」ダイアログ・ボックスの「使用可能なコンテンツ」タブの「追加」ボタンをクリックし、「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスを起動します。

    「レポート・コンテンツの追加」で、現在のリファレンス・ドックレットでの使用可能なコンテンツとしてまだ選択されていない名前付き範囲すべてが、「使用可能なソース・オブジェクト」の下に表示されます。図22-18では、2つの使用可能なソース・オブジェクトOpExpsおよびSummary_ISが示されています。

    図22-18 使用可能なソース・オブジェクトが2つ表示されている「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ

    使用可能なソース・オブジェクト(OpExpsおよびSummary_IS)である名前付き範囲が示されている「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ
  5. 後で埋め込むことができるようにするコンテンツの、リンクをクリックします。

    たとえば、図22-19では、使用可能範囲のリンク"OpExps"が選択されています。

    図22-19 「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ・ボックス

    OpExpsという範囲が選択されている「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ・ボックス
  6. オプション: 必要に応じて次の内容を編集します。
    • 表示名
    • 説明
    • 表のコンテンツを自動的にサイズ変更 - デフォルトでは選択されています。Excel範囲に適用されます。

      Word表には、最適なレンダリングのために列の幅と行の高さを調整する、「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」というデフォルト・オプションがあります。このサイズ変更によって、Wordドックレットの埋込み表とソース表またはグリッドの間に相違が生じる場合があります。

      埋込みWord表とソース参照表またはグリッドとの差異を最小限にするには、「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」チェック・ボックスの選択を解除します。

  7. 「OK」をクリックして、「プロパティ」ダイアログ・ボックスの「使用可能なコンテンツ」タブに戻ります。

    図22-20 「プロパティ」ダイアログ・ボックス - コンテンツが追加された「使用可能なコンテンツ」タブ

    「使用可能なコンテンツ」タブが選択されている「プロパティ」ダイアログ・ボックス。このダイアログでは、使用可能なコンテンツのリストにOpExpsが追加されたことが示されています
  8. ダイアログの右上隅の「X」をクリックして閉じます。
  9. リファレンス・ドックレットをアップロードしてチェックインします。
    これで、追加したばかりのコンテンツがドックレットに埋め込めるようになりました。
  10. ドックレットへのコンテンツの埋込みに進みます。

    オプションで、リファレンス・ドックレットのコンテンツをメンテナンスまたは削除するには、「Excelベースのリファレンス・ドックレットのコンテンツおよびプロパティの更新」または「Excelベースのリファレンス・ドックレットからの使用可能なコンテンツの削除」に進みます。