ドックレットへの参照ファイルの登録

チェックアウトしたドックレットに参照ファイルを登録し、その後ドックレット全体で必要に応じて使用可能なコンテンツを別途埋め込むという2段階のプロセスがあります。

このトピックでは、チェックアウトしたドックレットに参照ファイルのコンテンツを登録する手順を説明します。登録した参照ファイルからコンテンツを埋め込む手順については、「ドックレットへの参照ファイル・コンテンツの埋込み」を参照してください。

ノート:

作業を開始する前に、Excelの名前の管理機能を使用してターゲット参照ファイルで範囲を設定しておく必要があります(「参照ファイルの名前付き範囲の定義」を参照)。このトピックの手順を実行するときは、Excelファイルを閉じる必要があります。

1つの手順で、使用可能なコンテンツを登録し、コンテンツを埋め込むこともできます。詳細は、「参照ファイルからの使用可能なコンテンツの追加と埋込み」を参照してください。

ドックレットに参照ファイルを登録する手順は、次のとおりです。

  1. まだ開いていない場合は、レポート・パッケージを開き、参照ファイルを登録するドックレットを開いてチェックアウトします。
  2. 「Narrative Reporting」リボンで、「検査」をクリックして「プロパティ」ダイアログ・ボックスを開きます。


    「Performance Reporting」リボンの「検査」ボタン

    レポート・パッケージ・パネルでドックレットを選択し、「プロパティ」をクリックして「プロパティ」ダイアログ・ボックスを開くこともできます。

  3. 「プロパティ」で、「埋込みコンテンツ」タブ、「埋込みコンテンツ」タブ「使用可能なソース」リンクの順にクリックします。
  4. 「埋込みコンテンツ」ダイアログの「使用可能なソース」タブで、ドックレットに参照ファイルを登録するための追加ボタン(プラス記号のような形状)をクリックし、「参照ファイルの追加」ダイアログで「ファイルの選択」ボタンをクリックします。
  5. 参照ファイルとして登録するExcelファイルに移動して選択し、「開く」をクリックして「参照ファイルの追加」ダイアログに戻ります。

    「ソース・オブジェクト」の下に、Excelファイルの名前付き範囲がリストされます。これらの範囲は使用可能なコンテンツとして選択でき、後で埋め込むことができます。たとえば、図22-25では、選択したExcelファイルCurrent Data.xlsxに5つの名前付き範囲が含まれているため、これらの名前付き範囲は使用可能なコンテンツとして選択でき、後でドックレットに埋め込むことができます。

    図22-25 名前付き範囲のソース・オブジェクトがリストされている「参照ファイルの追加」ダイアログ・ボックス

    「参照ファイルの追加」ダイアログ・ボックスに、使用可能なコンテンツとしてドックレットに登録できる、選択した参照ファイルの5つの名前付き範囲が表示されます。

    前述の範囲は、「参照ファイルの名前付き範囲の定義」で前述した名前付き範囲として指定されていることに注意してください。

  6. チェック・ボックスではなく、ドックレットに埋め込むことができるようにする範囲名をクリックします。

    クリックした範囲名の横に表示されるチェック・マークは、その範囲がドックレットに登録されたことを示します。たとえば図22-26では、"Actual"という範囲を選択してドックレットに登録しています。

    「ソース・オブジェクト」にリストされている範囲はいくつでも選択できますが、このシナリオでは1つのみを選択します。

    図22-26 範囲名をクリックした後の「参照ファイルの追加」ダイアログ

    「参照ファイルの追加」ダイアログ・ボックス。ドックレットに登録するために選択されている使用可能な範囲が表示され、Actualという範囲が選択されています
  7. 「OK」をクリックし、「参照ファイルの追加」ダイアログ・ボックスを選択します。

    「プロパティ」ダイアログの「埋込みコンテンツ」タブに戻ります。図22-27に示すように、参照ファイルがドックレットに登録されました。

    図22-27 登録した参照ファイルが表示されている「プロパティ」ダイアログの「埋込みコンテンツ」タブ

    ドックレットに登録された参照ファイルがリストされた「プロパティ」ダイアログの「埋込みコンテンツ」タブ

    この時点で、このダイアログ・ボックスからドックレットにコンテンツを埋め込むことを選択できます。ただし、このトピックの手順で説明しているのはコンテンツの登録のみです。登録した参照ファイルから使用可能なコンテンツを埋め込む手順については、「ドックレットへの参照ファイル・コンテンツの埋込み」を参照してください。

  8. オプション: 現在のドックレットに登録する他の参照ファイルに対して、ステップ3からのステップを繰り返します。
  9. Excelファイルの参照ファイルとしての現在のドックレットへの登録が終了したら、「プロパティ」ダイアログの右上隅にある「X」をクリックして閉じます。
  10. ドックレットをアップロードしてチェックインします。
  11. オプション: この手順全体を繰り返して、レポート・パッケージ内の他のドックレットに参照ファイルを登録します。