Smart ViewからCloud EPMへのOfficeドキュメントの保存について
Oracle Smart View for Officeでは、Cloud EPMライブラリにMicrosoft Officeのドキュメント(Word、ExcelおよびPowerPointのファイル)を保存できます。ライブラリから保存されたファイルをダウンロードすることもできます。
適用対象: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close,、フリーフォーム、Narrative Reporting、Planning、Planningモジュール、Tax Reporting
ノート:
Officeドキュメントの保存に関するトピックでは、Cloud EPMプラットフォームは、Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、PlanningおよびTax Reportingビジネス・プロセスを指します。
ユーザーは、電子メールの送信や内部の場所への保存によって、Officeドキュメントを共有することがよくあります。Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Managementライブラリにファイルを保存することで、ユーザーは中央の場所にファイルを保存するための新たなオプションが得られるようになり、他のユーザーとのドキュメントの共有が簡単になります。ユーザーは、ライブラリから保存されたファイルをダウンロードすることもできます。
Smart Viewパネルの「ドキュメント」ノードにあるフォルダやファイルを表示するために、ユーザーはCloud EPM ビジネス・プロセスに接続する必要があります。まだ接続していないユーザーは、「保存」または「名前を付けて保存」オプションを使用するときに、サインインするように求められます。
「Smart Viewの使用によるCloud EPMライブラリへのOfficeドキュメントの保存」を参照してください
ドキュメント、フォルダおよびアクセスに関するガイドライン
-
Cloud EPMプラットフォーム:
- Cloud EPMにドキュメントを保存するためには、サービス管理者またはパワー・ユーザーの役割が必要になります。
-
サイズが最大20 MBのWord、ExcelまたはPowerPointファイルは、Cloud EPMライブラリに保存できます。それらのファイルは、Cloud EPMビジネス・プロセスに関連している必要はありません。
-
Cloud EPMサービス管理者:
-
Smart Viewには、実行時に
<Smart View Install>/cfgフォルダとproperties.xmlファイルへの書込みアクセス権が必要です。このフォルダとファイルへの書込み権限がないユーザーが保存を実行しようとすると、アクセス拒否エラーが発生することがあります。 -
「保存」および「名前を付けて保存」オプションへのアクセスは、
properties.xmlファイル内のenableLibraryプロパティを構成することで制限できます。詳細は、「Cloud EPMライブラリ内のOfficeドキュメントへのアクセスの管理」を参照してください -
EPM自動化のコマンドまたはREST APIを使用して、Smart ViewからCloud EPMライブラリに保存されるOfficeドキュメントのウイルス・スキャンを有効にできます。ウイルス・スキャンを有効にすると、感染したファイルを環境にアップロードできないようにして、OCI (Gen 2)環境のセキュリティを強化できます。次を参照してください。
- 管理者用スタート・ガイドのOCI (Gen 2)環境にアップロードされたファイルに対するウイルス・スキャン
- EPM自動化の操作:
- Oracle Fusion Cloud EPMのREST API
-
-
Narrative Reporting:
-
Narrative Reporting拡張機能を有効にしてある場合は、Smart Viewパネル内の「ドキュメント」ノードの下で、繰り返し、「ライブラリ」ノード下にいくつかのフォルダが表示されます。これは、フォルダの仮想ビューであり、「保存」または「名前を付けて保存」オプションの動作に影響ありません。保存された内容は、ツリーのどこからでもアクセスできます。
-
レポート・パッケージからドックレットを保存すると、ドックレットはNarrative Reportingおよびレポート・パッケージに関連付けられたメタデータをすべて喪失し、通常のOfficeドキュメントになります。「保存」または「名前を付けて保存」を実行すると、Officeドキュメントは閉じます。保存場所にある保存済ドキュメントを再度開くには、Smart Viewパネル内のツリーからそれを選択します。
- Cloud EPMライブラリへのNarrative Reportingレポートの保存には、サイズ制限はありません。
-