レポート・オブジェクトのインポート

インポート・コマンドを使用して、単一のレポート・オブジェクトまたは指定したフォルダの下のレポート・オブジェクトのセットをインポートします。

インポート・コマンドでサポートされるパラメータ:

  • catalogpath - デフォルトの情報を上書きする場合のみ、レポート・オブジェクトのインポート先にするカタログ・パスを指定する。このパラメータを指定しない場合、レポート・オブジェクトは本来のエクスポート元と同じ場所にインポートされる。

  • source - レポート・オブジェクトが置かれているディレクトリ。このパラメータは、単一のレポートをインポートするときに使用する。

  • basedir - インポートする複数のレポートまたはデータ・モデルを含むディレクトリ。このパラメータは、一連のレポートまたはデータ・モデルをインポートするときに指定する。

  • overwrite - trueに指定すると、ターゲット・エリア内に既存のオブジェクトが上書きされる。

通常、レポート・オブジェクトは本来のエクスポート元にインポートされます。ユーティリティを使用してレポート・オブジェクトをエクスポートする場合は、カタログ・パス情報を含むメタファイル(.meta)が生成されます。ユーティリティでは、この情報を使用して元の場所にレポート・オブジェクトをインポートします。ただし、オブジェクトを異なる場所にインポートする場合は、catalogpathパラメータを指定することで、元のカタログ・パスの場所をオーバーライドできます。

インポートのコマンドラインの例

ユーティリティを使用してレポートをインポートする方法については、次の例を参照してください。

レポートを元の場所にインポート

次の例では、レポートをメタファイル(.meta)に保存されたカタログ・パスにインポートしています。既存のレポートは上書きされます。

$ BIPCatalogUtil.sh -import source=/tmp/Financials/BalanceLetter overwrite=true

レポートを新しい場所にインポート

次の例では、レポートをカタログ内の新しい場所へインポートしています。

$ BIPCatalogUtil.sh -import source=/home/bipub/reports/BalanceLetter catalogpath=/Production/Financials/Balance+Letter+Report.xdo 

圧縮されたレポートをインポート

次の例では、圧縮されたレポート・オブジェクトをカタログ内の元の場所へインポートしています。

$ BIPCatalogUtil.sh -import source=/home/bipub/reports/BalanceLetter.xdoz overwrite=true

指定したフォルダにあるレポート・オブジェクトのセットのインポート

次の例では、ベース・ディレクトリ(basedir)の下のすべてのレポートをカタログ内の元の場所へインポートします。

$ BIPCatalogUtil.sh -import basedir=/Users/bipub subfolders=true overwrite=true