物理表の全般プロパティとは
このトピックでは、物理リレーショナル表、別名表およびキューブ表に割り当てるプロパティについて説明します。
リレーショナル・データ・ソースについては、「物理表の作成」および「ストアド・プロシージャまたはSELECT文による物理列の移入」を参照してください。
マルチディメンション・データ・ソースの詳細は、「物理レイヤーでのキューブ表の作成」を参照してください。
プロパティ | 説明 |
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ソース |
すべての表に対して表示されます。 物理表の列にデータが取得される方法を指定します。 別名表の場合、表のソース・オプションは変更できませんが、「置換...」をクリックするとソース表を変更できます。 インポートされた表または新しく追加された表に対して、対応するデータ・ソース表の列と一致する列を追加する必要がある場合は、「表」を選択します。データ・ソースの表が確定せず、インポートに使用できないために、物理列を追加する必要がある場合、または管理者がデータ・ソースの表にさらに列を追加した場合に、このオプションを使用できます。このオプションを選択した後、「列」タブを使用して必要な列を作成します。 インポートまたは追加された表に対して、「ストアド・プロシージャ」または「SELECT文」を選択し、ストアド・プロシージャまたはSELECT文を使用して物理表の列に値を移入します。このオプションを選択した後、「列」タブを使用して、デフォルトまたはデータベース固有のストアド・プロシージャまたはSELECT文を記述し、必要な列を作成します。「ストアド・プロシージャまたはSELECT文による物理列の移入」を参照してください。 |
動的名 |
リレーショナル表に対して表示されます。 表の名前付けに使用するセッション変数の名前を表示します。このオプションは、「ソース」フィールドで「表」を選択した場合に使用できます。インポートまたは追加された表に使用できます。 「動的名前の使用」を選択すると、ETLサイクルで異なる時間に有効になるプライマリ表とシャドウ表から選択できます。両方の場合で、セッション変数を割り当てて、適切な表を動的に選択できます。 |
キャッシュ |
すべての表に対して表示されます。 表のデータをキャッシュするかどうか、およびどのようにキャッシュするかを指定します。通常、表にリアルタイムでアクセスする必要がない場合はデータをキャッシュします。 別名表がソース表と同じキャッシュ・プリファレンスを使用するようにするには、「ソースと同じキャッシュ設定」を選択します。このオプションを選択すると、フィールドの横にソースのキャッシュ・オプションが表示されます。例: (永久的にキャッシュ)。 表をキャッシュしない場合は、「キャッシュしない」を選択します。 表エントリ・キャッシュが自動的に期限切れにならないようにするには、「永久的にキャッシュ」を選択します。このオプションは、ユーザーが実行する可能性のある多数の問合せにとって1つの表が重要な場合に役立ちます。たとえば、問合せのほとんどに1つのアカウント・オブジェクトへの参照がある場合、それを無期限にキャッシュされたままにすると、パフォーマンスが低下するのではなく実際にはパフォーマンスが向上します。このオプションを選択することによって、あるエントリが常にキャッシュに保持されるというわけではありません。手動による消去、LRU(最低使用頻度)置換、メタデータ変更、キャッシュ・ポーリング表の使用など他の無効化技術によってエントリがキャッシュから削除される可能性があります。 「キャッシュ」を選択して、表エントリが問合せキャッシュに保持される期間を指定します。キャッシュ永続時間の設定は、頻繁に更新されるデータ・ソースに有用です。たとえば、特定のワークブックまたはダッシュボードに対して基礎となる物理表を毎日リフレッシュする場合にこのオプションを設定できます。 永続時間が異なる複数の物理表を参照する問合せの場合、この問合せのキャッシュ・エントリは、問合せで参照される表のうち、永続時間が最も短く設定されている表の永続時間だけ存続します。これによって、後続の問合せで失効したキャッシュ・エントリからキャッシュ・ヒットが取得されることはなくなります。 |
外部名 |
キューブ表に対して表示されます。 EssbaseまたはOracle EPM Cloudアプリケーションでキューブ表に割り当てられたわかりやすい名前を表示します。これは、物理SQL問合せでキューブ表を参照するときに使用されます。この値を追加または変更する場合は、データ・ソースのアプリケーションに定義されている外部名と一致する必要があります。 |
表示列 |
Essbaseキューブ表に対して表示されます。 キューブの列に表示する値を決定します。 Essbaseデータ・ソース・キューブ・メンバーの名前を使用するには、「メンバー名」を選択します。 「別名」を選択してEssbase別名表の名前を選択し、別名をキューブのメンバー名にマップします。 「変数」を選択して、キューブを問い合せる変数を選択します。 |
SQLヒント |
リレーショナル表に対して表示されます。 SQL文を実行するための最も効率的な方法を、データ・ソース問合せオプティマイザに指示するインストラクションが含まれます。「SQL文のヒントについて」を参照してください。 |
結合キー |
別名表に対して表示されます。 他の物理表との結合に使用される表のキーが表示されます。結合キーは、結合データ・ソース表のインポート時および物理表結合の作成または変更時に自動的に作成されます。物理ダイアグラムを使用して結合を更新します。「物理結合について」を参照してください。 |
追加キー |
リレーショナル・ソース表および別名表に対して表示されます。 結合キーに加えて、表の識別列を定義するキーのリストが表示されます。 |