データ・アクション・カテゴリ
データ・アクション・カテゴリには、URLへのナビゲート、HTTP API、キャンバスへのナビゲート、およびイベント・アクションが含まれます:
- URLへのナビゲート: 指定されたURLを新しいブラウザ・タブで開きます。
- HTTP API:
GET/POST/PUT/DELETE/TRACE
コマンドを使用してHTTP APIをターゲット指定し、結果を新しいタブで開きません。かわりに、HTTPステータス・コードが調査され、一時的な成功または失敗メッセージが表示されます。 - キャンバスへのナビゲート: 同じかまたは異なるビジュアライゼーションでユーザーがソース・キャンバスからターゲット・キャンバスにナビゲートできるようにします。ソース・キャンバス内で有効なフィルタは、すべて外部フィルタとしてターゲット・キャンバスに渡されます。ターゲット・キャンバスが開かれると、ビジュアライゼーションへの外部フィルタの適用が試行されます。外部フィルタが適用されるメカニズムは、ここでは説明しません。
- イベント・アクション: Oracle Analyticsイベント・ルーターを使用してイベントを公開します。どのJavaScriptコードでも(たとえばサード・パーティ拡張機能)これらのイベントにサブスクライブでき、その結果に基づいてカスタム・レスポンスを処理できます。これにより、拡張機能開発者はデータ・アクションの応答方法を選択できるため、最大限の柔軟性が提供されます。たとえば、ユーザー・インタフェースを表示することも、一度に複数のサービスにデータを渡すこともできます。
URLへのナビゲートとHTTP APIのデータ・アクション・カテゴリ・タイプは、両方ともトークン構文を使用して、ビジュアライゼーションからURL
およびPOST
パラメータにデータまたはメタデータを挿入できます。
URLトークンの置換
HTTPデータ・アクションでは、URL内のトークンを、データ・アクションに渡されるコンテキストに基づいた値に置換できます。たとえば、修飾データ参照値、フィルタ値、ユーザー名、ワークブック・パスおよびキャンバス名が対象になります。
トークン | ノート | 置換文字列 | 例 | 結果 |
---|---|---|---|---|
${valuesForColumn:COLUMN} |
なし | 修飾データ参照に基づいた列の表示値。 | ${valuesForColumn: "Sales"."Products"."Brand"} |
BizTech,FunPod |
${valuesForColumn:COLUMN, separator:"/"}
|
複数の値に置換される可能性のあるトークンでは、任意のセパレータ・オプションがサポートされます。separator は、カンマ(,)がデフォルトですが、任意の文字列に設定できます。この文字列内で二重引用符をエスケープするには、バックスラッシュ(\)を使用します。
|
修飾データ参照に基づいた列の表示値。 | ${valuesForColumn: "Sales"."Products"."Brand"} |
BizTech,FunPod |
${valuesForColumn:COLUMN, separationStyle:individual}
|
separationStyle は、delimited がデフォルトですが、値ごとに個別のURLパラメータを生成する必要がある場合はindividual に設定できます。
|
修飾データ参照に基づいた列の表示値。 | &myParam=${valuesForColumn: "Sales"."Products"."Brand"} |
&myParam=BizTech&myParam=FunPod |
${keyValuesForColumn:COLUMN}
|
なし | 修飾データ参照に基づいた列のキー値。 | ${keyValuesForColumn:COLUMN} |
10001,10002 |
${env:ENV_VAR}
|
サポートされる環境変数は、sProjectPath 、sProjectName 、sCanvasName 、sUserID およびsUserName です。
|
環境変数。 | ${env:'sUserID'} |
myUserName |