拡張機能の操作

このトピックでは、Oracle Analytics拡張機能を開発する際に実行するいくつかのタスクについて説明します。

拡張機能の構築とパッケージ化

gradlew clean buildコマンドを実行し、拡張機能を構築してZIPファイルにパッケージ化します。このファイルをOracle Analytics本番環境にアップロードするか、Oracle Analytics Desktopテスト環境にアップロードします。

コマンドを実行すると、Oracle Analytics Desktopによって開発環境にビルド・ディレクトリが追加されます(例: C:/PLUGIN_DEV_DIR/build/distributions)。このディレクトリには、開発ディレクトリの拡張機能ごとにZIPファイルが含まれます。
  1. 開発ディレクトリに移動して、gradlew clean buildコマンドを実行します。たとえば、
    cd $PLUGIN_DEV_DIR
    ./gradlew clean build

Oracle Analyticsへの拡張機能のアップロード

Oracle Analytics Desktop開発環境で拡張機能を構築してZIPファイルにパッケージ化した後、ZIPファイルをOracle Analytics本番環境にアップロードします。

ビジュアライゼーション拡張機能をOracle Analyticsにアップロードし、ワークブックを作成するか開くと、「ビジュアライゼーション」タブの「カスタム・ビジュアライゼーション」セクションにビジュアライゼーション拡張機能が表示されます。そこから、カスタム・ビジュアライゼーションをワークブックにドラッグ・アンド・ドロップできます。拡張機能は、その拡張機能をアップロードしたインスタンスのすべてのワークブックに対するオプションとして表示されます。ワークブックに追加するため、すべてのビジュアライゼーション拡張機能タイプを使用できます。「Oracle Analytics拡張機能のタイプ」を参照してください。

ワークブック拡張機能をOracle Analyticsにアップロードし、ワークブックを作成するか開くと、カスタム・ワークブック拡張機能アイコンがワークブックのツールバーに表示されます。このアイコンをクリックすると、アップロードされたワークブック拡張機能のリストが表示されます。リストの拡張機能をクリックして起動します。ワークブック拡張機能は、その拡張機能をアップロードしたインスタンスのすべてのワークブックに対して表示されます。

  1. Oracle Analyticsを開きます。ホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックします。ナビゲータで「コンソール」をクリックします。
  2. 「拡張機能とエンリッチメント」で、「拡張機能」をクリックします。
  3. 「拡張機能」で、「拡張機能のアップロード」をクリックし、拡張機能を含むZIPファイルを選択します。次に、「開く」をクリックします。

Oracle Analytics開発環境からの拡張機能の削除

bideletepluginスクリプトを使用して、Oracle Analytics開発環境から拡張機能を削除できます。

構築およびパッケージ化のプロセスには、開発ディレクトリに含まれるすべてのビジュアライゼーションが含まれます。不要なビジュアライゼーションをビルドから除外するには、構築およびパッケージ化のプロセスを実行する前にビジュアライゼーションを削除できます。

この表の情報を使用して、拡張機能を削除できます:

アクション コマンド
拡張機能の削除
cd $PLUGIN_DEV_DIR
bideleteplugin viz -id <id_of_extension>
未分類の拡張機能の削除
cd $PLUGIN_DEV_DIR
bideleteplugin unclassified -id <id_of_extension>
スキン拡張機能の削除
cd $PLUGIN_DEV_DIR
bideleteplugin skin -id <id_of_extension>