追加サプライヤに対するアクティブなネゴシエーションへの参加依頼の例
サプライヤは、様々な方法でネゴシエーションにアクセスできます。オンラインでネゴシエーションを検索する場合も、明示的に参加依頼を受ける場合もあります。
たとえば、サプライヤ検索ページからサプライヤを調査しておき、ネゴシエーション文書の作成時に目的のサプライヤをサプライヤ参加依頼リストに追加することによって明確に参加依頼を行うことができます。 その後、ネゴシエーションを公開すると、指定したサプライヤに参加依頼通知が送信されます。 また、ネゴシエーションの公開後や応答受付中であっても、他のサプライヤに参加依頼を行うことができます。 他のサプライヤに対して参加依頼を行うのは、受け取った応答価格に満足いかない場合、応答がネゴシエーション・ターゲットに達していない場合、または新しいサプライヤから連絡があり、参加許可を求めている場合などです。 サプライヤに対して参加依頼を行う際には、通知の送信先となる主要担当者を指定します。 必要であれば、主要サプライヤ担当を後で変更したり、別の担当者を追加で指定することもできます。 サプライヤが複数のサイトを登録している場合、必要に応じて、ネゴシエーションに参加できるサプライヤ・サイトを1つに制限できます。 参加依頼においてサプライヤだけでなくサプライヤ・サイトも指定した場合は、そのサプライヤ・サイトに登録されている担当者のみがネゴシエーションを表示して参加できるようになります。 一部のサプライヤは、アプリケーションに登録されているが、購買組織との間で費用トランザクションを行うための承認がまだ行われていない場合があります。 このようなサプライヤは、見込みサプライヤと呼ばれます。 これらのサプライヤを参加依頼リストに追加できます。 追加されたサプライヤは、参加依頼を受け取って、ネゴシエーションを表示および応答できるようになります。 これらのサプライヤは、費用トランザクションに対して承認されるまで購買文書に含めることはできませんが、見込みサプライヤをネゴシエーションに参加できるようにすると、ネゴシエーションの進行と同時に見込みサプライヤの費用承認要求を評価するようにできます。
追加サプライヤの追加方法
公共部門の見積依頼により、新しい公立図書館の設立に対する見積を要求している場合について考えます。 ネゴシエーションを公開すると、過去に共同で仕事をしたことのあるすべての建設会社に参加依頼が送信されます。それとは別に、見積依頼の情報を読んだ配管工事会社から連絡があり、入札への参加許可を求められたため、その会社をネゴシエーションに追加します。
サプライヤ担当の変更方法
過去に取引をした会社と契約について再ネゴシエーションしています。 新規ネゴシエーションを更新して公開したところ、会社から連絡があり、前のネゴシエーション担当者が退社したことを知らされます。 サプライヤからの情報に基づいてネゴシエーションを更新し、新規サプライヤ担当を反映します。 前の担当者は、参加依頼リストから削除され、当該ネゴシエーションに関する通知対象から除外されます。 新しい担当者には、以降のすべての通知が届くようになります。
特定のサプライヤ・サイトへの参加制限の方法
一部の税規制やサプライヤ組織に起因して、特定の国に所在するサプライヤ・サイトや特定タイプの処理に対応したサイト以外はネゴシエーションにふさわしくなくなる場合があります。 このような場合、サプライヤ・サイトを選択できます。 そのサプライヤについては、該当するサイトに登録されている担当者のみがネゴシエーションに参加できるようになります。