税額の端数処理
通常、トランザクションに適用される税金では、課税標準に税率を掛けて税額が計算されます。計算された金額は、半端な値、つまり小数点以下の桁数が多い値になる場合があります。
取引相手および税務当局の特定の要件、または一般に認められている通貨単位に従って、税金計算を調整つまり端数処理するように税金設定を構成できます。
計算された税額の端数処理に影響を与える主なパラメータは次のとおりです。
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税金精度: 税額を計算する小数部桁数。
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最小計上可能ユニット: 税額に使用できる最小通貨単位。
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端数処理レベル: 端数処理が実行されるトランザクション・レベル。使用可能なオプションは、「ヘッダー」および「明細」です。
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端数処理ルール: 計算済税金から最小計上可能ユニットへの端数処理に使用される方法。使用可能なオプションは、「切上げ」、「切捨て」および「四捨五入」です。
Oracle Fusion Tax内の様々な場所で、これらの主なパラメータを定義します。端数処理プロセスでは、税金精度および最小計上可能ユニットの詳細が税金設定から取得されます。端数処理プロセスでは、以下を含む事前定義済の処理階層を使用して、端数処理ルールと端数処理レベルの詳細が取得されます。
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構成所有者およびイベント区分に定義されている構成所有者税金オプション
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イベント区分のイベント区分オプション
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構成所有者税金オプションまたは導出された登録パーティの端数処理優先度で指定されているパーティまたはパーティ・サイトのパーティ税金プロファイル
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税金
ノート:
第三者のサービス・プロバイダを使用する場合は、サービス・プロバイダの端数処理情報と同程度以上に詳細な税金端数処理情報を定義する必要があります。