4.1 Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analyticsの概要
Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics Microservices Architecture (MA)を使用すると、HTMLユーザー・インタフェースを使用してデータ・レプリケーションを構成および管理できます。Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics (GG for DAA) MAは、サービス・マネージャ、管理サービス、分散サービス、レシーバ・サービス、パフォーマンス・メトリック・サービスおよび管理クライアントというコンポーネントからなります。
このトピックでは、クラウド・ストレージ、メッセージ・ストリーミング、クラウド・ウェアハウス、NoSQLおよびキャッシュ・テクノロジとのGG for DAA統合を設定するために実行する必要がある様々なタスクを示します。
- デプロイメントの使用
デプロイメントの追加は、データ・レプリケーション・プラットフォームを設定するプロセスの最初のタスクです。デプロイメントはService Managerで管理します。 - Oracle GoldenGateプロパティ・ファイルについて
- 管理クライアントの使用
管理クライアントはコマンドライン・ユーティリティです(クラシックGGSCIユーティリティに似ています)。これは、Microservicesサーバーによって公開されたREST APIを使用して、Oracle GoldenGateデプロイメントでの管理と構成のタスクを実行します。 - Oracle GoldenGate (Microservices Architecture)プロセスの制御
Oracle GoldenGate (MA)プロセスを制御する標準の方法は、管理クライアントを使用する方法です。
親トピック: スタート・ガイド
4.1.1 デプロイメントの使用
デプロイメントの追加は、データ・レプリケーション・プラットフォームを設定するプロセスの最初のタスクです。デプロイメントはService Managerで管理します。
Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics (GG for DAA)のインストールおよびデプロイの詳細は、「Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analyticsのインストール」を参照してください。
Service Managerインスタンスにログインしたら、デプロイメントの作成または既存のデプロイメントの編集を行うことができます。1つのService Managerインスタンスで複数のデプロイメントを扱うことができます。デプロイメントの操作の詳細は、『Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント』ガイドのサービス・マネージャの使用を参照してください。
4.1.2 Oracle GoldenGateプロパティ・ファイルについて
Oracle GoldenGate Java Deliverのユーザー・イグジット(Oracle GoldenGate Javaアダプタとも言う)を実行するために必要なOracle GoldenGateプロパティ・ファイルが、2つあります。Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics (GG for DAA)統合を含め、Java統合をホストするのが、Oracle GoldenGate Java Deliveryです。いずれかのプロセスを実行するには、Replicatプロパティ・ファイルが必要です。Replicatファイル名に必要な命名規則は、process_name.prmです。Replicatプロパティ・ファイルでのイグジット構文には、Javaアダプタ・プロパティ・ファイルの名前と場所を指定します。Javaアダプタの構成プロパティにGG for DAA統合が含まれるのは、Javaアダプタ・プロパティ・ファイルです。GG for DAA統合を実行するには、ReplicatとJavaアダプタのプロパティ・ファイルが必要です。
あるいは、デフォルト構文process_name.propertiesを使用しても、Javaアダプタ・プロパティは解決できます。Javaアダプタ・プロパティ・ファイルのデフォルトの命名を使用すると、Javaアダプタ・プロパティ・ファイルの名前をReplicatプロパティ・ファイルから省略できます。
Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics (GG for DAA)統合のプロパティ・ファイルの例は、次のディレクトリのサブディレクトリにあります:
GoldenGate_install_dir/AdapterExamples/big-data
- パラメータ・ファイル
Oracle GoldenGate機能の多くは、パラメータ・ファイルに指定されたパラメータによって制御されます。パラメータ・ファイルは、関連するOracle GoldenGateプロセスによって読み取られるプレーン・テキスト・ファイルです。Oracle GoldenGateでは、GLOBALSファイルとランタイム・パラメータ・ファイルという2種類のパラメータ・ファイルが使用されます。
4.1.2.1 パラメータ・ファイル
Oracle GoldenGate機能の多くは、パラメータ・ファイルに指定されたパラメータによって制御されます。パラメータ・ファイルは、関連するOracle GoldenGateプロセスによって読み取られるプレーン・テキスト・ファイルです。Oracle GoldenGateでは、GLOBALSファイルとランタイム・パラメータ・ファイルという2種類のパラメータ・ファイルが使用されます。
パラメータ・ファイルの使用方法の詳細は、Oracle GoldenGateの管理ガイドのOracle GoldenGateパラメータ・ファイルの使用を参照してください。
4.1.3 Admin Clientの使用
管理クライアントは、(クラシックGGSCIユーティリティに類似した)コマンドライン・ユーティリティです。これは、Microservicesサーバーによって公開されたREST APIを使用して、Oracle GoldenGateデプロイメントでの管理と構成のタスクを実行します。
管理クライアントの使用方法の詳細は、Oracle GoldenGateの管理ガイドの管理クライアントの使用を参照してください。
4.1.4 Oracle GoldenGate (Microservices Architecture)プロセスの制御
Oracle GoldenGate (MA)プロセスを制御する標準の方法は、管理クライアントを使用する方法です。
通常、Oracle GoldenGateプロセスが本番設定で初めて起動されるのは、初期同期プロセス(インスタンス化プロセスとも呼ばれる)時です。ただし、メンテナンス、アップグレード、トラブルシューティングなどの各種タスクを実行する場合は、必要に応じてプロセスを停止したり再起動する必要があります。詳細は、Oracle GoldenGateの管理ガイドのOracle GoldenGateプロセスの制御を参照してください。