3.11 マップセット構成ファイル

次の表では、CICSアプリケーションが参照できるマップセットを示し、定義しています。詳細は、「システム・コマンドとトランザクション」の「tcxmapgen(1)」を参照してください。

ファイル名は、mapsets.desc.です。

MAPSET定義の書式は、次のとおりです。

[mapset]
<field_name_1>=<field_value_1>
<field_name_2>=<field_value_2>
… …
<field_name_n>=<field_value_n>

例:

[mapset]
name=ABANNER
filename=abanner.mpdef

表3-9 マップセット・パラメータ

フィールド名 説明
NAME X(8) 必須 マップセットの名前。
DESCRIPTION X(60) オプション リソースの説明のための小さなテキスト・コメント領域。
FILENAME X(79) 必須 tcxmapgenツールによって生成されるマップセットの物理的な(バイナリ)ファイル名を指定します。

絶対パスが指定されない場合、KIX_MAP_PATH環境変数で定義されたディレクトリでこのマップセットが検索されます。

このフィールドを指定しない場合、デフォルトのマップセット・バイナリ・ファイル名.mpdefが使用されます。これは、CICS MAP関連のAPIで指定されたMAPSET名のパラメータです。

RESIDENT X(3) NO | YES マップセットの駐在ステータスを指定します。
  • NO: マップセットは常駐しません。
  • YES: マップセットは最初リファレンスでロードされ、その後仮想記憶域に常駐します。ただし、システムからページング可能である必要があります。
swastatus X(10) ENABLED|DI SABLED リソース・ステータスを指定します。
  • ENABLEDに設定されている場合、リソースは使用可能です。
  • DISABLEDに設定されている場合、システムはリソースを使用できません。
Usage X(10) NORMAL | TRANSIENT この属性は、MAPSETが読み込まれてから使用するキャッシング・スキームを指定します。NORMALでは、キャッシュにMAPSETがロードされたままの状態になります。キャッシュがオーバーフローし、それがキャッシュ内で最も古くて使用頻度の少ないMAPSETである場合、アンロードします。TRANSIENTでは、MAPSETが使用中でない場合はそれをアンロードします。