1.2.5.2.2 説明
CHKP
(シンボリック)は、リカバリのために使用できます。これによって、プログラムによって行われたすべての変更がコミットされ、アプリケーション・プログラムが異常終了した場合は、そのプログラムが再開できるポイントが確立されます。さらに、シンボリックCHKP
呼出しは次のことを実行できます。
- プログラムが終了した場合、拡張再起動(
XRST
)呼出しと連携して、プログラムを再起動します。 - プログラム内に7つのデータ領域を保存できるようにします。これらは、プログラムが再起動したときにリストアされます。
Tuxedo ART for IMSでは、シュミレートされたCHKP
(シンボリック)を使用して、次のことが実行されます。
tpcommit()
を使用して、すでに行われた変更をコミットします。これは基本CHKP
と同じです。- 基本の
CHKP
と同じ次のメッセージを取得します。 - 最大7つのデータ領域を受け入れ、それをチェック・ポイントIDとともに保存します。
- 関連するすべての
GSAM DB
の現在の取得位置を記録します。ノート:
ユーザーがシンボリックCHKP
を使用してデータ領域を格納した後、ユーザーがXRST
を使用してプログラムを再起動する前に、ART BMP
サーバーが再起動された場合、シンボリックCHKP
によって格納されたデータ領域は、XRST
によってリストアされません。CHKP
レコードは、programname.psbname.logというレコード・ログ・ファイルに保存されます。環境変数ART_IMSLOGDIR
は、レコード・ログ・ファイルが配置されるディレクトリを指定するために使用されます。環境変数ART_IMSLOGDIR
が設定されなかった場合、そのデフォルト値は$APPDIR/IMSLOGDIR
になります。MPモードで複数のマシンがレコード・ログ・ファイルを共有する場合、
ART_IMSLOGDIR
は、Tuxedoドメイン内のマシンがアクセスできるNFSディレクトリを指している必要があります。CHKP
レコードは常にシンボリックCHKP
によってレコード・ログ・ファイルに追加され、保存されたレコードは、ユーザーがレコード・ログ・ファイルを手動で空にしないかぎり削除されません。重複するCHKP
レコードは、CHKP
レコード・ファイルに追加されます。関連するすべての
GSAM/DB PCB
のステータス・コードは、CHKP
(シンボリック)コールの後、空白になります。
親トピック: CHKP (シンボリック)