1.5.5 Tuxedo ART for IMSの永続メッセージ・サポート

Tuxedo ART for IMSでは、ALT PCBを使用するプログラムに対してのみ、永続メッセージがサポートされます。ALT PCBによるプログラム切替えでは、ターゲット・トランザクションが永続トランザクションの場合、メッセージはそのトランザクションの/Qに格納されます。永続トランザクションの定義方法については、imsresource.descに関する項を参照してください。

永続メッセージをサポートするために、ARTIMPPは2つの実行モードで区別されます。1つは標準モードのARTIMPPで、もう一方は永続モードのARTIMPPです。2つのARTIMPPサーバー・モードの定義方法については、ARTIMPPの構成に関する項を参照してください。

標準モードのARTIMPPはトランザクションをサービスとして通知し、端末リクエストやARTIGWからのリクエストなど、フロントエンドからの標準サービス・リクエストを処理します。サービス・リクエストはTuxedoフレームワークによってスケジュールされ、Tuxedo IPCキュー経由で渡されます。

永続モードのARTIMPPは、サービスを通知しません。これは、CLASSが属している永続トランザクションのすべての/Qが、ARTIMPPの"-l class_list"パラメータに対応しているかどうかをモニターします。永続トランザクションの/Qからメッセージを取得し、トランザクションに対応するプログラムを実行します。

ARTIBMPTは永続メッセージのサポートに関連するサーバーでもあります。ARTIBMPTが提供するトランザクション指向BMPプログラムは、永続トランザクションのみである必要があります。"トランザクション指向BMP"の詳細は、ARTIBMPTの構成に関する項を参照してください。トランザクション指向BMPプログラムでは、GU操作によってトランザクションの/Qからメッセージを取得します。