データをエンリッチして検証し、営業担当の時間を節約する2つのサービス

営業活動にとって何より重要なことは、顧客および担当者に関する最新の情報および処理可能な情報を入手し、営業担当がデータの入力に費やす時間を最小限に抑えることです。 Oracleは、顧客データを充実させ、精度を向上させ、データ入力時間を排除する2つのサービスを提供しています。

アカウントおよび担当者情報については、Oracle Account and Contact Enrichment by Dun&Bradstreet (D&B)にサブスクライブすることで、世界中の何百万もの企業に関する情報を取得できます。 2番目のサービスOracle Address, Email, and Phone Verificationは、正しい郵送先住所があること、Eメールがバウンスしないこと、および通話が通過することを保証します。

ノート:

Oracle Account and Contact Enrichment by Dun&Bradstreet (D&B)は、Data as a Service (DaaS)の新しい名前です。

2つのサービスの概要を次に示します:

サービス	Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)	Oracle Address, Email, and Phone Verification
目的	アカウントおよび担当者の検索、エンリッチメントおよびプロスペクティング。	住所、電話番号およびEメール・アドレスの検証。
説明	アカウントの作成時に、営業担当はデータを入力するかわりに、Dun & Bradstreet Corporation (ビジネス情報の優良ソースの1つ)で顧客の組織を検索できます。このサービスを使用すると、世界中の3億4,700万件を超えるアカウント・レコードおよび1億3,500万件を超える担当者レコードにアクセスできます。この中には、売上高、成長データ、雇用トレンド、競合相手など90を超える様々な会社属性に関する情報が含まれています。また、業界や収益、会社階層、私有または公有インジケータ、担当者タイトル、担当者部門など、60を超える会社または担当者属性を使用して、データをフィルタすることもできます。また、アカウント階層に関する情報を提供して、企業の子会社、支店および部署間の連携を示すこともできます。また、数千のレコードに対してアカウントまたは担当者のエンリッチメントを同時にスケジュールすることもできます。オラクル社は、アカウントと担当者のエンリッチメントを別々にライセンス供与します。サブスクライブは、Oracle Account Enrichment Cloud ServiceとOracle Contact Enrichment Cloud Serviceに対して行います。	営業担当は、Loqateからのデータを使用して、248を超える国の住所を検索および検証できます。アカウントの作成または編集時に住所を検証できます。住所のスペルミスを修正し、欠落している要素(郵便番号など)を追加し、要素を標準化できます(「Drv」を「Dr」に変更するなど)。また、数千のレコードに対して住所の検証を同時にスケジュールすることもできます。このサービスでは、電話番号とEメール・アドレスが存在するかどうかが自動的に確認され、無効の場合は通知されます。 Eメールがバウンスしたり、電話がつながらないことはなくなります。
仕組み	営業担当がアカウント名の入力を開始すると、アプリケーションがすぐにその一致候補を提案します。一致を選択すると、残りのすべての情報が自動的に入力されます。営業担当は、ジョブ・ロールによって担当者をアカウントに追加できます。既存のアカウントに対して「エンリッチ」処理を選択すると、最新情報が取得されます。アカウントおよび担当者情報は、管理者によって設定された同期ルールに基づいて自動的に更新されます。	営業担当が検索フィールドに住所の入力を開始すると、一致する候補が表示され始めます。候補のいずれかを選択すると、住所フィールドの残りが入力されます。また、「住所の検証」ボタンを有効にして、営業担当が特定の国の住所を検証できるようにすることもできます。これは、非標準のフィールドを住所に追加した場合や、営業担当が必ずしも検索フィールドを使用して住所を参照できるとはかぎらない場合に便利です。住所を一括で検証および更新することもできます。電話番号およびEメール・アドレスを入力すると、無効かどうかが営業担当にすぐに通知されます。また、既存のものを検証して、まだ有効であることを確認できます。
設定	サービスをアクティブ化し、この章で説明する簡単な設定を営業アプリケーションで完了するとすぐに、営業担当がデータを参照してエンリッチできるようになります。ただし、アプリケーションを最大限に活用するには、取得する追加情報を公開するためのフィールドをUIに追加する必要があります。ほとんどの情報はアプリケーション・コンポーザを使用して公開できるフィールドにマップされますが、残りをマップするにはカスタム・フィールドをいくつか作成する必要があります。	サービスをアクティブ化し、この章で説明する簡単な設定を営業アプリケーションで完了するとすぐに、営業担当が住所を参照し、電話番号およびEメール・アドレスを検証できるようになります。 CX Sales (クラシックUI)では、住所の検証ボタンをいくつか追加ステップとともに表示することもできます。
詳細情報の参照先	このガイドには、使用を開始するために必要な情報が含まれています。詳細は、『Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreetの使用』ガイドを参照してください。	このガイドには、使用を開始するために必要な情報が含まれています。詳細は、Oracle Address, Email, and Phone Verificationの使用ガイドを参照してください。