商談売上の設定に関する考慮事項
営業商談売上モデルでは、実装中および実装後にいくつかの機能構成オプションを使用できます。 たとえば、一部のフィールドを読取り専用にし、独自のビジネス・ニーズにあわせて参照を変更できます。
収益額および売上タイプ
「収益額」および「売上タイプ」フィールドについては、次のオプションを検討してください。
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「収益額」を読取り専用フィールドとして商談を構成できます。 この設定により、収益額が数量および見積価格と確実に一致するようになります。 デフォルトでは、「収益額」を編集できるのは、営業担当が見積収益額がわかっていても数量がわからない場合です。 収益額は構成で読取り専用にすることができます。 アプリケーションの構成の一般情報は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。 商談売上ページの拡張の詳細は、このガイドのビジネス・オブジェクトの拡張に関する章を参照してください。
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「売上タイプ」を使用すると、グループ化、ソートおよび要約の目的で売上明細を分類できます。 1つの商談の商談売上明細の最大数は500です。 アプリケーションには、「パイプライン」、「アップサイド」、「予測」、「コミット済」、「クローズ済」などの事前定義済の値がいくつか用意されています。 参照MOO_REVENUE_TYPEに格納される値はユーザー定義です。
注意:データの整合性の問題が発生する可能性があるため、ユーザーがアプリケーションの使用を開始した後は、これらの値を変更しないでください。 アプリケーションのデプロイ後に既存の値を廃止する場合は、廃止される値を参照する売上レコードをクリーン・アップしてください。
製品の選択
製品選択については、次のオプションを検討してください。
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ユーザーが販売カタログを参照できるようにするには、プロファイル・オプション「商談の販売カタログの参照使用可能」(MOO_ENABLE_BROWSE_CATALOG)を「はい」に設定する必要があります。
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製品と製品グループの検索画面およびテリトリ別の販売カタログ・フィルタ。 このフィルタリングにより、製品の選択が営業担当のテリトリで使用可能な製品に制限されます。 営業担当は、製品検索ページのチェック・ボックスを使用してフィルタリングをオフにできます。 この設定の詳細は、「販売カタログ」の章の「販売カタログのオプションおよび処理の設定」のトピックを参照してください。
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製品および製品グループの検索画面には、販売カタログ(実装されている場合)と同じ値が表示されます。
販売実績割当
販売実績割当に関する次のルールを検討してください。
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商談の製品表の「販売実績」アイコンを有効にするには、プロファイル・オプション「商談販売実績の使用可能」(MOO_ENABLE_SALES_CREDITS)を「はい」に設定する必要があります。
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製品明細を商談に追加した営業担当には、100パーセントの販売売上実績が自動的に割り当てられ、その営業担当がデフォルトの販売実績受取者になります。
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デフォルトの販売実績受取者を上書きするには、フル権限または編集権限が必要です。
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テリトリ割当プロセスでは、実績受取者がロックされていないかぎり、実績受取者を更新できます。
営業担当が商談の販売実績を割り当てる方法の詳細は、『営業の使用』ガイドを参照してください。 販売実績の関連設定トピックも参照してください。
ビジネス・ユニット
各製品明細は、1つのビジネス・ユニットに関連付けられます。 アプリケーションでは、商談ヘッダーのビジネス・ユニット(商談を作成したユーザーのプロファイルに基づく)を使用して、製品明細のデフォルトのビジネス・ユニットが移入されます。 フィールドとしてのビジネス・ユニットは、デフォルトではUIに表示されませんが、要件にあわせて公開できます。
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商談の複数のビジネス・ユニットの詳細は、「商談の複数のビジネス・ユニットの概要」のトピックを参照してください。
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アプリケーションの構成の詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。
複数通貨サポート
複数の通貨が実装されている場合、商談および製品明細は複数の通貨をサポートします。 営業担当が製品または製品グループを商談に追加すると、商談ヘッダー通貨が製品明細のデフォルト通貨として使用されます。 ただし、営業担当はデフォルト通貨を上書きできます。 通貨設定の詳細は、「複数通貨の設定」トピックを参照してください。
テリトリ割当
テリトリ・ベースの割当を使用している場合は、割当エンジンによってテリトリが製品明細に自動的に割り当てられます。 テリトリのテリトリ・チーム・メンバーは、テリトリのメンバーシップに基づいて製品明細に割り当てられます。 テリトリ設定の詳細は、テリトリの設定に関するトピックを参照してください。