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「商談通貨の再評価」プロセスの実行に関するガイドライン

「商談通貨の再評価」プロセスは、商談売上に対する通貨換算レートの再評価の影響を管理します。

商談売上は、売上モデルでユーザーが入力した通貨(トランザクション通貨とも呼ばれる)で格納されます。 売上モデルには、次の2つの換算レートも格納されます。

  • 実装時にグローバル構成で指定された、入力された売上通貨と構成された企業通貨の間の換算レート。 このレートにより、テリトリ階層に沿って売上メトリックをロールアップするマテリアライズド・ビューの構築が容易になります。

  • 入力された売上通貨と入力された商談レベル通貨の間の換算レート。 このレートでは、商談要約売上額を明細売上額の合計として計算します。 商談明細売上金額は、商談レベルで指定された通貨とは異なる通貨で入力できます。

このプロセスは、企業通貨とレート・タイプを格納する次の2つのプロファイル・オプションとの組合せで機能します。

  • 企業通貨デフォルト: 構成された企業通貨を格納します。

  • 為替レート・タイプ・デフォルト: 構成されたレート・タイプを格納します。

また、プロセスによる次の影響にも注意してください。

  • このプロセスは、企業通貨、構成済レート・タイプまたは換算レート(またはこれらの任意の組合せ)が管理者の介入によって直接変更された場合、またはこれらの通貨パラメータが一般会計で変更された場合にもトリガーできます。

  • 「オープン」ステータスの製品明細のみがバッチ・プロセスの対象となります。

  • 製品明細を更新する場合、このプロセスでは売上が予測にすでに含まれているかどうかは考慮されません。

  • このプロセスの実行時には予測アクティビティが一時停止されます。

プロセスの実行

「ナビゲータ」メニューの「スケジュール済プロセス」オプションでアクセス可能なジョブ・プロセス画面から、「商談通貨の再評価」プロセスを実行します。 ジョブ名「商談通貨の再評価」を選択します。

プロセスを基本モードで実行するステップは、次のとおりです。

  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. 「ナビゲータ」で、「スケジュール済プロセス」(「ツール」カテゴリ内)を選択します。

    「スケジュール済プロセス」の概要ページが表示されます。

  3. 「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

  4. 検索ダイアログ・ボックスで、「商談通貨の再評価」プロセスを検索して選択します。

    「プロセスの詳細」ページが表示されます。

  5. 「発行」をクリックします。

この表は、バッチ・プロセスで想定される論理パラメータを示しています。

パラメータ

デフォルト

説明

CRM共通通貨

プロファイル・オプション「企業通貨デフォルト」(ZCA_COMMON_CORPORATE_CURRENCY)に格納されている値

  • 構成された企業通貨。

  • 企業通貨が変更された場合に渡されます。

  • プログラムではプロファイルの一致をチェックしません。

CRM共通通貨レート・タイプ

プロファイル・オプション「為替レート・タイプ・デフォルト」(ZCA_COMMON_RATE_TYPE)に格納されている値

  • 構成されたレート・タイプ。

  • 異なるレート・タイプに対して換算レートを再評価する必要がある場合に渡されます。

  • 値が渡されない場合、プログラムではプロファイル・オプション値を使用します。

ビジネス・ユニット組織ID

デフォルトなし

空白のままにすると、すべてのビジネス・ユニットが対象になります。 それ以外の場合は、特定のビジネス・ユニットIDを指定します。

データベース更新あたりの商談数

500

このパラメータはデフォルト値または空白(プログラムではデフォルト値を使用します)のままにすることをお薦めします。

最終バッチ・ジョブ・ランタイム・タイムスタンプ

「説明」列を参照

このパラメータはバッチ・プログラムの再実行に使用できます。 いくつかの商談が失敗した場合、ログには失敗したすべての商談が反映され、「バッチ・ジョブの開始タイム・スタンプ」のタイム・スタンプが示されます。 バッチ・ジョブのスコープを失敗した商談のみに制限するには、バッチ・プログラムの2回目の実行時にこのタイムスタンプを入力します。

有効日

システム日付

換算レートを計算するために一般会計に渡される日付(APIを使用)。 プログラムでは、日付が将来の日付である必要があることを検証しないため、実際には任意の日付を渡すことができます。

売上属性に対するプロセスの影響

「商談通貨の再評価」プロセスは、次の表に示すように複数の売上属性に影響します。

売上モデルの属性

属性の説明/機能

バッチ・プロセスによる更新

  • CRM_CURRENCY_CODE

  • CRM_CONVERSION_RATE_TYPE

  • CRM_CONVERSION_RATE

これらの属性は、売上明細通貨と企業通貨の間の換算レートを格納し、テリトリ階層に沿ってクローズ済、パイプラインおよび未予測の売上メトリックのマテリアライズド・ビューを作成するために使用されます。 ステータス・カテゴリが「オープン」の明細の場合、これらの属性は、売上明細が作成または更新されるたびに、または売上のある商談が更新または保存されるたびに更新されます。

  • CRM_CURRENCY_CODEのデフォルトは、プロファイル・オプション「企業通貨デフォルト」(ZCA_COMMON_CORPORATE_CURRENCY)から取得されます。

  • CRM_CONVERSION_RATE_TYPEのデフォルトは、プロファイル・オプション「為替レート・タイプ・デフォルト」(ZCA_COMMON_RATE_TYPE)から取得されます。

  • CRM_CONVERSION_RATEは、GL APIを使用して計算されます。

CRM_CURRENCY_CODEおよびCRM_CONVERSION_RATE_TYPEは、バッチ・プログラムへのパラメータに基づいて更新されます。 これら2つのパラメータが渡された場合、プログラムではそれらを使用して売上表を更新します。 これらの値が渡されない場合、プロファイル・オプション値を取得して、売上表を更新します。

REVN_AMT_CURCY_CODE

売上の通貨(要約または明細)

入力された通貨。 更新されません。

  • CONVERSION_RATE_TYPE

  • CONVERSION_RATE

これらの属性は、売上明細通貨と要約売上(商談レベル)通貨の間の換算レートを格納し、売上明細金額を商談レベル通貨に換算するために使用されます。 ステータス・カテゴリが「オープン」の明細の場合、これらの属性は、売上が作成または更新されるたびに、または売上のある商談が更新または保存されるたびに更新されます。

  • CONVERSION_RATE_TYPEは、バッチ・プログラムへのパラメータに基づいて更新されます。

  • CONVERSION_RATEが更新されます。 企業レート・タイプが変更された場合に変更されます。 レートは(conversion_rate_type、line_currency_code、summary_currency_codeおよびシステム日付)を使用して取得されます。

  • REVN_AMT

  • DOWNSIDE_AMT

  • UPSIDE_AMT

要約売上額の場合、これらの金額は明細売上額の合計として計算されます。 これらの金額は、合計を計算する前に商談レベル通貨に換算されます。 CONVERSION_RATE属性に格納されている換算レートが、換算の実行に使用されます。

  • 明細売上は更新されません。

  • 要約売上が再計算されます。

LAST_UPDATE_DATE

実施者列

更新されます。

USER_LAST_UPDATE_DATE

機能実施者列

更新されません。