テリトリ・ディメンションの設定方法
ディメンションは、テリトリの管轄区域の境界を定義する属性です。 たとえば、住所ディメンションを使用して、国や郵便番号でテリトリを定義できます。
定義された地理に分類される各顧客は、テリトリおよびそのテリトリのリソースに割り当てられます。 ディメンションを使用して、顧客、パートナ、リードおよび商談項目を正しいテリトリに割り当てます。 すべてのディメンション値を組み合せてテリトリ境界が定義されます。 たとえば、「住所」が「アメリカ合衆国」に設定され、「顧客規模」が「大」に設定されている場合、テリトリはアメリカ合衆国内の大規模顧客にのみ割り当てられます。
顧客およびパートナの包含
デフォルトでは、テリトリに包含する顧客またはパートナを選択してテリトリを定義できます。 顧客およびパートナは、顧客データ管理から選択して包含および除外できます。 マージ処理で重複レコードが排除される際に、レコードが別のレコードに置き換えられることがあります。 テリトリに包含される顧客またはテリトリから除外される顧客がマージ・プロセスによって変更された場合、新しい顧客レコードによってテリトリ内の古いレコードが自動的に置き換えられます。
ディメンション
ディメンションを使用してテリトリを定義する前に、それらを有効にする必要があります。 顧客またはパートナをテリトリに割り当てるために使用できるディメンションは次のとおりです。
-
住所
-
アカウント・タイプ
アカウント・タイプでは、顧客が指定アカウントであるかどうかを指定します。
-
顧客規模
-
産業
-
組織タイプ
-
特定の顧客またはパートナ情報と照合する、選択した分類カテゴリに基づく追加ディメンション
顧客またはパートナに割り当てられたテリトリは、対応するリードおよび商談項目にも割り当てられます。 次のディメンションでは、リードおよび商談項目専用の境界が定義されます。
-
ビジネス・ユニット
-
製品
製品グループおよび製品は、販売カタログ内の階層を形成します。
-
販売チャネル
使用できる営業チャネルは、直接、間接およびパートナです。
営業組織が顧客、パートナ、リードまたは商談項目にテリトリを自動的に割り当てるために使用することを計画している各ディメンションを有効にする必要があります。 アカウント・タイプを除くすべてのディメンションには、有効にして使用する前になんらかの準備が必要です。
変更可能なディメンション
次のディメンションは、変更することも、提供されているままの状態で使用することもできます。
-
顧客規模
提供されている顧客規模を「組織規模」参照タイプ内で変更できます。
-
産業
産業階層は顧客分類モジュールのものです。 「ディメンションおよびメトリック使用可能」で産業ディメンションを有効にする場合は、使用する分類カテゴリも選択する必要があります。 使用可能な選択肢には、「産業カテゴリ」グループに属する分類カテゴリのみが含まれます。 選択内容によって、プロファイル・オプション「産業分類カテゴリ」が変更されます。
プライマリおよび非プライマリ産業値をアカウントに割り当てることができます。 アカウントに複数の分類値が割り当てられている場合、テリトリおよびルールベースの割当のために、割当エンジンではすべての値を使用することも、プライマリ・アカウント分類のみを使用することもできます。 商談割当でも、複数の分類値がサポートされています。 産業分類コードを使用したアカウントの割当の詳細は、My Oracle Supportで入手可能なホワイト・ペーパー『Industry Classification and Opportunity Assignment』(文書ID 2086014.1)を参照してください。
-
組織タイプ
使用可能な組織タイプを変更するには、「設定と保守」作業領域、「営業」オファリング、「テリトリ」機能領域の「分類カテゴリの管理」タスクを使用して、「組織タイプ」カテゴリを編集します。 プライマリおよび非プライマリ組織タイプ値をアカウントに割り当てることができます。 アカウントに複数の分類値が割り当てられている場合、テリトリおよびルールベースの割当のために、割当エンジンではすべての値を使用することも、プライマリ・アカウント分類のみを使用することもできます。 商談割当でも、複数の分類値がサポートされています。 産業分類コードを使用したアカウントの割当の詳細は、My Oracle Supportで入手可能なホワイト・ペーパー『Industry Classification and Opportunity Assignment』(文書ID 2086014.1)を参照してください。
-
販売チャネル
「パートナ」販売チャネルの下にさらにチャネルを追加できます。
準備が必要なディメンション
次のディメンションを準備する方法は、関連トピックを参照してください。
-
ビジネス・ユニット
-
住所
-
製品
-
補助ディメンション