商談と製品明細の属性の同期
商談と商談の製品明細は、ステータスや受注確度の比率など、共通属性を共有しています。 一部の属性は特定の条件下で同じになるようにアプリケーションによって自動的に同期されます。
また、一部の商談および製品明細の属性は、その他の属性の値に基づいて更新されます。 アプリケーションによって自動的に同期または更新される属性は、次のとおりです。
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受注確度
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クローズ日
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「予測に含む」設定
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ステータス
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受注/失注事由
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競合相手
商談と製品明細の値が同じ場合、および製品明細が商談と同じステータス・カテゴリにある場合は、属性が同期されると見なされます。 製品明細とその商談の両方で値が未定義の場合、製品明細とその商談は同じ値であるとみなされます。
商談と製品明細の属性の同期
一部の製品明細属性は特定の条件下で商談レベルの属性に基づいて同期されます。
同期される属性は次のとおりです。
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受注確度
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クローズ日
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「予測に含む」設定
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ステータス(ステータス・カテゴリではありません)
クローズ日の同期の例を次に示します。
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ステータス・カテゴリが「オープン」の商談があり、クローズ日は2018年7月14日です。
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製品明細1、2および3はクローズ日が同じで、ステータス・カテゴリも同じです。
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製品明細4のクローズ日は異なりますが、ステータス・カテゴリは同じです。
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商談のクローズ日が2018年8月14日に変更されました。 製品明細1、2および3のクローズ日が自動的に商談のクローズ日と同じ日付に設定されます。 製品明細4のクローズ日は、商談のクローズ日との同期が行われていなかったため、変更されません。
商談ステータスの更新
次に示すシナリオでは、商談ステータスが更新されるとどうなるかを説明します。 ステータス値は、UIにアルファベット順に表示されることに注意してください。
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商談ステータスが「受注済」に更新されました。
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商談の受注確度が100%に更新されます。 同期している製品明細の受注確度もすべて100パーセントに更新されます。
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商談ステータスが「失注済」または「販売なし」に更新されました。
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商談クローズ日が現在の日付に更新されます。 同期している製品明細のクローズ日は更新されません。
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商談ステータスが「オープン」ステータスから「クローズ済」ステータスに更新されました。
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商談の「受注/失注事由」属性が使用可能になります。
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商談のプライマリ競合相手が定義されている場合、商談のすべての製品明細について、製品明細競合相手が商談のプライマリ競合相手に更新されます(製品明細競合相手が未定義の場合)。 この処理は、商談クローズ・フローおよび商談の一括更新フローにのみ適用されます。
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商談ステータスが「クローズ済」ステータスから「オープン」ステータスに更新されました。
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商談の「受注/失注事由」属性が使用不可になります。
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商談の「受注/失注事由」属性が未定義に設定されます。 同期している製品明細の受注/失注事由は更新されません。
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製品明細のステータス更新
次に示すシナリオでは、製品明細ステータスが更新されるとどうなるかを説明します。
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製品明細ステータスが「受注済」ステータスに更新されました。製品明細の受注確度が100パーセントに設定されます。
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製品明細ステータスが「失注済」または「販売なし」ステータスに更新されました。製品明細クローズ日が現在の日付に設定されます。
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製品明細ステータスが「クローズ済」ステータスに更新されました。製品明細の「受注/失注事由」属性が使用可能になります。
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製品明細ステータスが「オープン」ステータスに更新されました。
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製品明細の「受注/失注事由」属性が使用不可になります。
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製品明細の「受注/失注事由」属性が未定義に設定されます。
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商談の受注/失注事由の更新
商談が「オープン」ステータスの場合、商談の「受注/失注事由」属性は使用不可になります。 商談が「クローズ済」ステータスに設定されたときに、「受注/失注事由」がアクティブになります。 商談の受注/失注事由を更新すると、「受注/失注事由」属性を同期しているすべての商談の製品明細が更新されます。
商談明細項目の状況が「無効」に設定されている場合、「リスト」ビューで「理由」フィールドは編集可能であるため、明細項目がアクティブでない理由を含めることができます。 ただし、商品明細品目のフォーム・ビューの「事由」フィールドは編集できません。 これは、ページ構造の違いによる正常な動作です。 リスト・ビューの編集ページには「売上」の表ビューがありますが、フォーム・ページはフォーム・ビューであるため編集できません。
商談と製品明細の競合相手の更新
プライマリ競合相手が商談レベルで定義されている場合、商談のステータスが「オープン」ステータスから「クローズ済」ステータスに変更されると、競合相手がないすべての明細について、その製品明細の競合相手がプライマリ競合相手に更新されます。
競合相手のない製品ラインがクローズ済に設定され、商談が保存されている場合、商談のプライマリ競合相手を競合相手のない製品ラインにコピーできるダイアログ・ボックスが表示されます。
この処理は、商談の編集フローと商談のクローズ・フローにのみ適用されます。 一括更新フローには適用されません。