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重複レコードをマージするにはどうすればよいですか?

重複を解決するためにレコードをマージするプロセスを見てみましょう。

マージ要求を作成したとします。 要求に対しては、マージが実行される前に、次の処理ステージの一部またはすべてが行われます。 このプロセス・フローでは、通知がオンになっていると仮定しています。 マージ要求の通知を有効にする方法の詳細は、「関連トピック」の項を参照してください。

  • まず、生存ルールを使用して、マージのマスター・レコードが決定されます。

  • その後に、マージ要求が拒否条件に違反しているかどうかを確認するために、承諾ルールのチェックが実行されます。 承諾ルールのチェックに成功した場合は、システム・マッピングを上書きする必要があるかどうかを判断するためのチェックが実行されます。 承諾ルールのチェックに失敗した場合は、マージ要求が拒否され、拒否通知が作成者に送信されます。

  • ただし、新しいマージ要求を作成する場合に、拒否されたマージ要求を復元することもできます。

  • システム・マッピングが上書きされた場合は、新規マッピングが保存された後、マージ要求を発行できます。 マージ要求を発行すると、実際のマージが実行されます。

  • マージが正常に完了した場合、完了通知が作成者および発行者に送信されます。 マージが失敗した場合、エラー通知が作成者および発行者に送信されます。

ノート:

マージを実行するマスター顧客データ管理管理者ロールがあるかどうかを確認します。

重複解決データのパージ・スケジュール済プロセスを使用して、解決ログなどの重複解決データをパージし、重複解決バッチおよびリクエストを削除します。 このプロセスは、「スケジュール済プロセス」作業領域からスケジュールできます。 「ナビゲータ」「ツール」「スケジュール済プロセス」を選択すると、この作業領域にアクセスできます。

次の図に、マージ・プロセス・フローを示します。
マージ・プロセスのフロー・チャート

マージ要求作成のオプション

マージ要求は、次のいずれかの結果として作成されます。

  • バッチ重複識別プロセスによって、識別された重複セットごとに自動的に重複解決要求が作成されます。

  • データ・スチュワードまたは別のユーザーが、「解決要求の作成」UIまたは「アカウント」や「担当者」UIページを使用してマージ要求を作成し、その要求を発行します。

  • データ・スチュワードまたは別のユーザーが、「重複解決」作業領域で、汎用解決要求を処理するためのマージ要求を作成ます。

  • マージのテスト要求を作成し、結果を確認し、マージ結果に満足するまでテスト・マージ構成を複数回変更し、要件に応じてマージ要求を作成できます。

  • 一括インポート・プロセスまたはファイル・ベース・インポート・プロセスでマージ要求を作成します。

ノート:

また、重複解決リクエストwebサービスを使用してマージ・リクエストを作成することもできます。

マージ要求ステータスのリスト

マージ要求のステータスは、処理のステージによって異なる場合があります。

次の表に、マージ要求で可能なステータスを示します。

ステータス

摘要

待ち状態

すべてのマージ要求および一般的な重複解決要求が、「待ち状態」ステータスで作成されます。 「待ち状態」ステータスの要求には、データ・スチュワードによるレビューが必要です。

新規

待ち状態の要求に対する要求ディスパッチャが定期的に実行され、待ち状態の要求のステータスが「新規」に設定されます。 要求ディスパッチャが実行されると、アプリケーションは生存ルールに基づいてマスター・レコードおよび属性を選択し、要求に対して承諾ルールのチェックを実行します。

発行済

このステータスは、マージ要求が処理のために発行されたことを示します。 「発行済」ステータスのマージ要求を作成して、データ・スチュワードによる介入なしで要求を処理することもできます。

拒否済

このステータスは、データ・スチュワードによって、または承諾ルール違反のプロセスによって、マージ要求が拒否されたことを示します。 拒否されたマージ要求は復元できます。

エラー

このステータスは、1つ以上のレコードを処理できなかったために要求が失敗したことを示します。

完了

このステータスは、要求が正常に処理されたことを示します。

マージするマスターとレコードの選択方法

新しいマージ要求をレビューする手順は、次のとおりです。

  • マスター・レコードを選択します

  • レコードを非重複としてマークします

  • マージされないように重複セットからレコードを削除します

生存ルールがアクティブである場合、マージ・プロセスでは、設定済のマスター・ルールに基づいて、マスター・レコードが選択されます。 ただし、システム設定を確認して上書きすることができます。

システム・マッピングを上書きするタイミング

マージ要求のレビュー中に、要求のシステム・マッピングが要件を満たしていない場合は、システム・マッピングを上書きできます。 マージ、転送または削除の対象とするアカウント、アカウント住所および関係を選択できます。

マージ要求関連の通知

マージ要求のステータスを関係者に通知する通知を有効または無効にできます。 重複識別バッチの作成中、または個々の重複解決要求の処理中に、通知を有効にするよう選択できます。 重複識別バッチの作成の詳細は、「関連トピック」の項の「重複識別バッチの作成とサブセット・ルールの定義」を参照してください。 個々の重複解決要求の通知を受信するには、要求を選択し、「重複解決」作業領域で「処理」「通知」をクリックします。

マージ・プロセスでは、関連する次の通知が送信されます。

  • 拒否: この通知はマージ要求の作成者(ビジネス・ユーザー、営業担当または管理者など)に送信されます。 別のマスター・レコードを選択するか、またはバッチから一部のレコードを削除することによって、拒否されたマージ要求を復元して再発行できます。

  • エラー: この通知は、マージ要求の作成者および発行者に送信されます。 この通知は、マージ要求にエラーがあったために処理できなかったことを示します。

  • 完了: この通知は、作成者およびマージ・プロセスの割当て先に送信されます。 プロセスによって、重複するレコードがマージされ、レコードの階層が更新されます。 通知には、マスター・レコードや重複レコードなどの情報が含まれます。

完了通知を受信した後、要求の作成者および割当て先は次の処理を実行できます。

  • 「階層の管理」作業領域で、更新された階層が正しいかどうかを検証します。

  • オプションで、更新された階層に対して必要な編集を加えます。