コンフィグレータ・モデルのユーザー・インタフェース

コンフィギュレータ・モデルのユーザー・インタフェース(UI)は、モデルで表される製品を構成するためにエンド・ユーザーが表示および操作するものです。

UIでは、モデル構造に基づいてコントロールを表示することで、ユーザーがモデルのオプションを選択できます。
UIは、実行時に動的に生成することも、明示的に生成して保存することもできます。明示的に生成されたUIは、要件にあわせて変更できます。
コンフィグレータ・モデルには複数のUIを含めることができ、エンド・ユーザーの様々なスタイルに合せて適用されます。
モデルに対して作成するUIは、補足構造やコンフィギュレータ・ルールなど、そのモデル・バージョンの定義の一部です。 UIは他のモデルと共有できません。 UIテンプレートを使用すると、モデル間で一貫したユーザー・エクスペリエンスを提供できます。
各UIでは、事前定義済のナビゲーション・スタイル・セットのいずれかを使用して、エンド・ユーザー・エクスペリエンスが向上します。
UIは、ホスティング・アプリケーションのUIと統合できます。
UIは次のもので構成されます:
- ページ、リージョンおよび品目、およびページ間ナビゲーションの観点からモデル構造を表すUIメタデータ。
- UIのビジュアル・コンテンツを含むUIテンプレート。
- モデル・ノード・タイプをUIテンプレートにマップするUIテンプレート
これらの要素は明示的に生成および保存されたUIで公開され、変更が可能です。デフォルトUIを含め、動的に生成されたUIには表示されません。

UIテンプレート

コンフィギュレータ・ユーザー・インタフェースは、実行時に動的にレンダリングされる一連のテンプレートで構成されます。

次のテンプレートは、ユーザー・インタフェースの構成要素です

UIのシェル・テンプレートは、UIの他のすべてのリージョンまたは一部をまとめて保持し、UIのナビゲーションと処理を提供します。
UIのレイアウト・テンプレートによって、レイアウト・リージョン内のコントロール・テンプレートまたは要素のビジュアル・レイアウト(フォームやスタックなど)が決まります。各UIには、ページごとに1つ以上のレイアウト・テンプレートを設定できます。
コントロール・テンプレートはUI品目を表し、選択や入力などのユーザー・インタラクションを可能にします。
メッセージ・テンプレートおよびユーティリティ・テンプレートは、ページの特殊な部分に対するUI要素を提供します。これらのテンプレートは変更できません。

UIテンプレート・マップ

UIテンプレート・マップは、UIの全体的な動作と外観を管理します。

ユーザー・インタフェースを作成するときに、UIの構築方法を決定するUIテンプレート・マップを選択します。 UIテンプレート・マップは、モデル・ノードのタイプ(標準品目、オプション区分、参照モデル、サプリメンタル構造機能など)と、ユーザーがノードと対話できるようにする管理テンプレート間のマッピングを維持します。このようなマッピングの例を次に示します:

オプション・クラスが相互に排他的なオプションを持つように定義されている場合(つまり、一度に1つのオプションしか選択できない)、オプション・クラスはラジオ・ボタン・グループ・コントロール・テンプレートにマッピングされます。
オプション・クラスが相互に排他的でない場合は、チェックボックス・グループ・コントロール・テンプレートにマッピングされます。
必須の子モデルが品目選択管理テンプレートにマップされます。

UIテンプレートは、オプション区分などのコンフィギュレータ・モデルの主要コンポーネントを表すUIページにグループ管理テンプレートをマップします。 UIテンプレート・マップによって、ページ間のナビゲーション・スタイルも決まります。