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カレンダ詳細の表示の例: 計画転送オーダー

この例では、制約なしプランの計画転送オーダーについて説明します。

「ソース組織」および「ソース組織タイム・ゾーン」フィールドがヘッダー・セクションに表示されているため、転送オーダーであることがわかります。 これは制約なしプランです。 仮にこれが制約付きプランであれば、ヘッダー・セクションに「最早開始日」と「最新開始日」の2つのフィールドも追加で表示されます。


次の表で説明するフィールドと値を含む「カレンダ詳細」ビューが表示された画面

転送オーダーのガント・チャートを表示する際に、「プロセス・リード・タイム」行は表示されません。 転送オーダーではソース組織から搬送先組織への供給の転送のみが考慮に入れられるため、「プロセス・リード・タイム」は(計画またはその他の)転送オーダーのスケジュールには影響しません。 ソース組織で必要な処理時間は、該当する購買または製造オーダーで考慮に入れられます。

ガント・チャートの赤い縦線はプラン開始日を表しており、ヘッダー・フィールドにも表示されます。 この線は、プラン開始日がガント・ウィンドウの表示部分内にある場合にのみ表示されます。

プランニングでは、バックワード・スケジューリングを使用して供給日が計算されるため、「提示期日」(最終行)から日付を分析し始めます。

日付またはリード・タイム行 説明
提示期日 1月10日

この例では、「提示期日」と「希望入手日」が同じです。 制約なしのプランニングでは「希望入手日」に基づいて供給がスケジュールされるため、両方の日付が同じであるのが一般的です。

マイルストンの日付が重複する場合、提示日は常にガント・チャートの最上部に表示されます。 「提示期日」マイルストンの上にカーソルを置くと、「希望入手日」と「提示期日」の両方が1月10日であることがわかります。 カーソルをあわせなくてもすぐに参照できるように、「希望入手日」もヘッダー・セクションに表示されています。

必要な場合は、プランニングによって「提示期日」が「プランニング・タイム・フェンス日」以降になるように移動されます。 このケースでは、「プランニング・タイム・フェンス日」は1月4日(プラン開始日と同じ)であるため、「提示期日」を移動する必要はありません。

「提示期日」の計算に使用されるカレンダは搬送先組織製造カレンダです。 この例では、土曜日と日曜日が非稼働日のAPSカレンダが使用されており、ガント・チャートではグレーの棒で表されています。

プランニングでは、「提示期日」は稼働日であることが常に確認されますが、プランナは非稼働日にオーダーを確定できます。 オーダーが確定されると、通常の緑色のひし形アイコンのかわりに確定日アイコン(青色の円)で「提示期日」がガント・チャートに表示されます。

この日付およびその他すべての日付のプランニング・バケット・タイプは日です。 これで、「提示期日」がプランニング・バケットの最終稼働日に移動されなかったことがわかります。集計プランニング・バケットでプランニングする際にはこうなります。

事後プロセスのリード・タイム 1日

事後プロセスのリード・タイムの期間(日数)の値は、「品目」ページから取得され、シミュレーション・セットの上書きがある場合はそれも含まれます。

「提示期日」に使用されるのと同じカレンダ(搬送先組織製造カレンダ)が、事後プロセスのリード・タイム期間の計算でも使用されます。

「事後プロセスのリード・タイム」の終了日が「提示期日」に設定されます。 両方の日付に同じカレンダが使用されているため、「事後プロセスのリード・タイム」の終了日が非稼働日になるように調整する必要はありません。

事後プロセスのリード・タイムの開始日は、事後プロセスのリード・タイムの終了日から事後プロセスのリード・タイムを減算して計算されますが、稼働日のみがカウントされます。 この例では、「事後プロセスのリード・タイム」は1月8日火曜日に開始して終了します。 「提示期日」に関連付けられた時間が1日の終了時(23:59:00)であるため、「事後プロセスのリード・タイム」の1日目はその日の開始時に始まり、同じ日の終了時までになります。

提示納入予定日 1月9日

「提示納入予定日」の計算に使用されるカレンダは搬送先組織受入カレンダです。 この例では、APSカレンダを使用します。

設定によっては、搬送先組織受入カレンダが、提示期日と事後プロセスのリード・タイムの計算に使用される組織製造カレンダと異なる場合があります。

組織受入カレンダは、受入組織に固有の場合もあれば、運送業者と受入組織の組合せに固有の場合もあります。

このケースでは、提示納期および事後プロセスのリード・タイムの計算に使用されるのと同じカレンダが「提示納入予定日」の計算にも使用されます。 したがって、「提示納入予定日」が稼働日になるように調整する必要はありませんでした。

事後プロセスのリード・タイムを考慮に入れれば、1月9日の提示納入予定日は想定どおりです。

移動リード・タイム 2日

移動リード・タイムは、供給ネットワーク・モデルのUIの事業所間の出荷方法タブから取得されて、ヘッダー・セクションに表示される「出荷方法」に基づいて導出されました。

「移動リード・タイム」の計算に使用されるカレンダはAPS Calendar1で、使用される他のカレンダとは異なる稼働日が設定されています。 APS Calendar1の稼働日は、日曜日から木曜日までのみです。

「移動リード・タイム」の終了日が「提示納入予定日」に設定されます。 「移動リード・タイム」の終了日が移動カレンダで有効な稼働日でない場合、「移動リード・タイム」の終了日は移動カレンダの稼働日に前倒しされます。 この例では、「提示納入予定日」(1月9日)は移動カレンダで有効な稼働日であるため、「移動リード・タイム」の終了日を調整する必要はありません。

移動リード・タイムの開始日は、移動リード・タイムの終了日から移動リード・タイムを減算して計算されますが、移動カレンダの稼働日のみがカウントされます。 この例では、移動リード・タイムは1月8日日曜日の開始時に始まり、1月9日月曜日の終了時まで続きます。

提示出荷日 1月5日

ソース組織出荷カレンダが「提示出荷日」の計算に使用されます。

この例では、土曜日と日曜日が非稼働日であるAPSカレンダが「提示出荷日」の計算に使用されており、ガント・チャートではグレーの棒で表されています。

表示を見ると、「提示出荷日」と、「移動リード・タイム」の開始日との間にギャップがあります。 ギャップの原因は、1月8日の日曜日が出荷カレンダの非稼働日であるためです。 プランニングの計算で、「提示出荷日」が1月6日金曜日ではなく1月5日木曜日になるのはなぜですか。 最も可能性の高い答えは、プラン実行中に計算された「提示納入予定日」に、1日の終了時点ではないタイムスタンプがあり、(金曜日、土曜日および日曜日が非稼働日であるために)移動時間が実際には1月5日木曜日に開始した可能性があります。

「カレンダ詳細の表示」処理では、提示日を1日の終了時に移動した後にリード・タイムが計算されるため、プラン実行時にプランニング・プロセスで提示日が計算される方法より精度が低下します。 その結果、「カレンダ詳細」ウィンドウで稼働日1日分のギャップが生じる場合があります。

提示開始日 1月5日

ソース組織製造カレンダが「提示出荷日」の計算に使用されます。

転送オーダーにはプロセス・リード・タイムが含まれていないため、「提示開始日」は「提示出荷日」と同じ日付に設定されます。

「提示開始日」がソース組織製造カレンダの有効な稼働日ではない場合は、稼働日に前倒しされます。

この例では、「提示出荷日」と「提示開始日」の両方を計算するために、同じカレンダ(APSカレンダ)が使用されました。 「提示開始日」(1月5日)は、ソース組織製造カレンダの有効な稼働日であるため、日付を調整する必要はありません。

事前プロセスのリード・タイム 1日

事前プロセスのリード・タイムの期間(日数)の値は、「品目」ページから取得され、シミュレーション・セットの上書きがあればそれも含まれます。

「事前プロセスのリード・タイム」と「提示オーダー日」は、搬送先組織がオーダーを発行するのにかかる時間を考慮に入れるために使用します。

搬送先組織製造カレンダが「事前プロセスのリード・タイム」の計算に使用されます。 このケースでは、APSカレンダを使用します。

事前プロセスのリード・タイム終了日が「提示開始日」に設定されます。 「提示開始日」が搬送先組織製造カレンダの有効な稼働日ではない場合は、稼働日に前倒しされます。 この例では、「提示開始日」(1月5日)は有効な稼働日であるため、「事前プロセスのリード・タイム」の終了日を調整する必要はありません。

事前プロセスのリード・タイムの開始日は、事前プロセスのリード・タイムの終了日から事前プロセスのリード・タイムを減算して計算されますが、稼働日のみがカウントされます。 この例では、プロセス・リード・タイムは1月5日の開始時に始まり、同じ日の終了時まで続きます。

提示オーダー日 1月4日

搬送先組織製造カレンダが「提示オーダー日」の計算に使用されます。 この例では、APSカレンダを使用します。

事前プロセスのリード・タイムを考慮に入れれば、1月4日の提示オーダー日は想定どおりです。

この例では、提示オーダー日はプラン開始日と偶然同じ日になっています。 これは、プラン開始日に到達したために「事前プロセスのリード・タイム」の圧縮が必要になるケースではありませんでした。

転送オーダーの供給日は「カレンダ詳細の表示」処理を使用して、計画転送オーダーの供給日の分析と同じ方法で分析できます。 唯一の違いは、「事前プロセスのリード・タイム」が転送オーダーにはデフォルトで適用されないことです。 計画オーダーがリリースされてソース・システムでオーダーが作成されると、オーダー・プロセスが完了するので、オーダーの発行にかかる時間を考慮に入れる必要はありません。 そのため、転送オーダーに対して「事前プロセスのリード・タイム」行は適用されません(したがって表示されません)。 「事前プロセスのリード・タイム」が適用されないと、「提示オーダー日」は「提示開始日」と同じになります。