構成品目の原価シナリオの作成
原価シナリオを使用して、原価組織および原価台帳の組合せの原価範囲を定義できます。 原価のプランニング時には、標準品目と構成品目用とで別々の原価シナリオを定義できます。
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「原価会計」作業領域で、「原価シナリオの管理」タスクをクリックします。
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「追加」アイコンをクリックします。
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「原価シナリオの作成」ページで原価シナリオの名前を入力し、適切な「原価組織」および「原価台帳」を選択します。
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原価シナリオの「有効日」を選択します。
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「シナリオ・タイプ」として「構成品目」を選択します。
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原価積上の品目を識別する原価積上スコープを選択します。
積上スコープを「選択済品目」または「選択済品目カテゴリ」に設定した場合は、「追加」アイコンをクリックして、「選択して追加: 品目」ダイアログ・ボックスまたは「選択して追加: 品目カテゴリ」ダイアログから必要な品目を検索して選択します。
積上スコープを「使用場所」に設定した場合は、「追加」アイコンをクリックして、「選択して追加: 品目およびリソース」ダイアログから必要な品目およびリソースを検索して選択します。 原価積上の対象となるのは、選択した品目およびリソースを消費する構成品目のみです。
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積上スコープを「未処理の購買オーダーおよび作業オーダー」に設定する場合は、「次の日付からのオーダーを含める」の日付を設定する必要があります。
この日付によって、原価積上の対象となる購買オーダーおよび作業オーダーが決まります。 開始日が設定されている日付以降である作業オーダーと、承認日が設定されている日付以降である購買オーダーのみが原価積上の対象となります。 デフォルトの日付は、シナリオ有効日の30日前です。 この日付は、ビジネス・ニーズに応じて変更できます。
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「最新の作業定義の使用」を選択して、「原価の積上」プロセスで製造からの最新の作業定義変更がチェックされるようにします。
選択しなかった場合、以前に公開されたシナリオで製造品目原価の計算に使用された作業定義が使用され、シナリオ有効日にアクティブな最新の作業定義は使用されなくなります。 積上スコープが「未処理の購買オーダーおよび作業オーダー」に設定されている場合、このオプションは適用できません。
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「保存してクローズ」をクリックします。
原価シナリオを作成したら、原価シナリオに資材、リソース、間接費レートを定義できます。 次に原価シナリオから「原価の積上」や「標準原価の更新」などのプロセスを手動で実行できます。 また、これらのプロセスを定期的に実行するようにスケジュールすることもできます。
公開済原価を変更する場合は、原価の公開後に「原価更新を元に戻す」プロセスを実行できます。 原価は、原価計算トランザクションに使用されていない場合にのみ未公開にしたり変更できます。
構成品目の原価シナリオでは、期間平均原価使用可能原価台帳を使用できません。