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受入経過勘定決済ルール

経過勘定残高を自動的に決済する経過勘定決済ルールを定義します。 多くの場合、経過勘定残高は発生源が不明で、予測不可能です。 経過勘定決済ルールでは、経過勘定残高をいつ決済して消し込むかを指定できます。

受入経過勘定残高の決済プロセスでは、トランザクションに適用可能なルールがスキャンされ、ルール基準が満たされた場合に残高が消去されます。 ここでは、事前定義された属性を使用して経過勘定決済ルールを作成する方法について説明し、その結果を例とともに示します。

ノート: 受入経過勘定残高の決済プロセスを実行する前に、対応する総勘定元帳期間がオープンしていることを確認する必要があります。 期間がクローズされている場合、経過勘定決済は次のオープン期間に移動されます。 他の期間がオープンしていない場合、イベントはエラーで失敗します。 総勘定元帳期間をクローズする前に、入金会計のすべてのイベントが完全に計上されていることを確認する必要があります。

事前定義済属性

次の表で、条件ブラウザの経過勘定明細ツリーで使用可能な属性について説明します。

属性名

摘要

購買オーダー配分識別子

購買オーダー構成は、購買オーダー・ヘッダー→購買オーダー明細→購買オーダー・スケジュール→購買オーダー配分という階層に基づいています。 購買オーダー・トランザクションの会計は、購買オーダー配分の最下位レベルに位置しています。 経過勘定と手数料勘定のコードは、このレベルで定義されます。 購買オーダー配分レベルでは、請求書が照合され、経過勘定が相殺されます。

この属性は、購買オーダー文書の購買オーダー配分IDを表します。

超過請求パーセント

各購買オーダー配分レベルでは、受入会計によって、当初オーダー数量、合計受入済数量および合計請求済数量が追跡されます。

超過請求済数量パーセントは、次の条件を表します。IF (Net Rct qty - Invoice Qty) < 0 then ABS(NetRecptQty - InvoiceQty)/ NetRecptQty

未請求パーセント

各購買オーダー配分レベルでは、受入会計によって、当初オーダー数量、合計受入済数量および合計請求済数量が追跡されます。

未請求数量パーセントは、次の条件を表します。IF (Net Rct qty - Invoice Qty) > 0 then ABS(NetRecptQty - InvoiceQty)/ NetRecptQty

購買オーダー・ステータス

購買オーダー文書のステータス。 購買オーダー・ステータスが最終クローズ済の場合、クローズ済として扱われます。 購買オーダー・ステータスに基づいて経過勘定決済ルールを定義できます。

購買オーダー照合オプション

購買オーダー・スケジュールに定義されている請求書照合オプション。 「購買オーダー」または「受入」です。

請求書経過期間

最新の請求書が購買オーダー配分のために記録されてからの日数または時間。

受入経過期間

最新の受入が購買オーダー配分のために記録されてからの日数または時間。

超過請求済数量

請求済数量がオーダー数量より大きい場合に、両者の差異を表します。IF (Net Rct qty - Invoice Qty) < 0 then Over Invoiced Quantity = ABS(InvoiceQty - NetRecptQty)

過小請求済数量

請求済数量がオーダー数量より小さい場合に、両者の差異を表します。IF (Net Rct qty - Invoice Qty) > 0 then Under Invoiced Quantity = ABS(NetRecptQty - InvoiceQty)

購買オーダー経過勘定金額パーセント

購買オーダー配分の経過勘定の残高をオーダー数量の経過勘定金額で割った値です。Sum(accruals in CMR and AP)/PO amount

PO amount = Net Order Qty * PO Price

経過勘定決済金額

購買オーダー配分の経過勘定の残高の値。 受入会計で貸方記入され、買掛/未払金で借方記入された正味の経過勘定金額。 借方残高を決済するには正数を入力し、貸方残高の場合は負数を入力します。

合計請求書経過勘定金額

購買オーダー配分の買掛管理補助元帳における経過勘定の残高の絶対値(請求書およびデビット・メモの正味金額)。

合計受入経過勘定金額

購買オーダー配分の受入会計補助元帳における経過勘定の残高の絶対値(受入、訂正および返品の正味金額)。

購買オーダー配分番号

この属性は、購買オーダー配分識別子とは異なり、購買オーダー文書の購買オーダー配分番号(1、2など)を表します。

サプライヤ

購買オーダー文書のサプライヤ名。

サプライヤ・サイト

購買オーダー文書のサプライヤ・サイト・コード。

品目

購買オーダー明細の品目。

品目カテゴリ

購買オーダー明細の品目カテゴリ。

経過勘定金額差異

受入会計で貸方記入され、買掛/未払金で借方記入された経過勘定金額の差異。

購買オーダー・スケジュール識別子

購買オーダーの購買オーダー・スケジュール番号を一意に識別する購買オーダー・スケジュールの識別子。

請求書経過勘定金額

品目価格について買掛/未払金の請求書で借方記入される経過勘定金額。

請求書控除対象外税額

控除対象外税金について買掛/未払金の請求書で借方記入される経過勘定金額。

購買オーダー明細番号

購買オーダー明細の明細番号。

控除対象外税額差異

購買オーダー配分の受入会計および買掛/未払金で記帳される控除対象外の税額の差異。

在庫組織コード

在庫組織を一意に識別するコード。

購買オーダー合計金額

購買オーダーの合計金額。

購買オーダー番号

購買オーダーの一意識別子。

購買オーダー数量

購買オーダーからオーダーされた数量。

購買基準

購買が行われる基準。

受入済経過勘定金額

購買オーダー配分の受入済金額。

受入済控除対象外税額

購買オーダー配分の受入済金額の控除対象外税。

購買オーダー出荷番号

搬送場所を示す購買オーダーのスケジュール。

請求書数量

購買オーダー配分の請求済数量。

請求書控除対象税額

購買オーダー配分の請求書の控除対象税額。

受入済数量

購買オーダー配分の受入済数量。

受入済控除対象税額

購買オーダー配分の受入の控除対象税額。

調達ビジネス・ユニット

調達ビジネス機能を実行するビジネス・ユニット。

購買オーダー - 搬送先事業所

搬送場所を示す、購買オーダー・スケジュールの搬送事業所。

利益センター・ビジネス・ユニット

利益センターとしての役割を果たすビジネス・ユニットを示します。

購買オーダー搬送先タイプ

在庫、費用、製造または直接出荷のいずれかである購買オーダーの搬送先タイプ。

品目摘要

購買オーダー明細の品目の摘要。

この例では、購買オーダーの配分および関連する受入と請求について説明します。

次の表は、購買オーダー詳細を示します。

購買オーダー・ヘッダー

サプライヤ

サプライヤ・サイト

ステータス

PO#1234

Advanced Network Devices

ニューヨーク

オープン/クローズ/最終クローズ

次の表は、購買オーダー明細を示します。

品目

品目カテゴリ

購買オーダー価格

オーダー数量

AS54888

原材料

100 USD

100 EA

次の表は、購買オーダー・スケジュールを示します。

スケジュール

オーダー数量

照合オプション

ステータス

1

100 EA

オーダーまたは受入

オープン

次の表は、受入および請求を示します。

受入

オーダー数量

受入済数量

請求済数量

経過勘定

ステータス

受入1

60

58

55

01-2210

オープン

受入2

40

40

45

01-2220

オープン

次の表は、購買オーダー配分および経過勘定残高を示します。

購買オーダー配分

CMR経過勘定金額(A)

AP経過勘定(B)

経過勘定決済金額(C) = (A-B)

過小請求済数量

超過請求済数量

過小請求パーセント

超過請求パーセント

購買オーダー経過勘定金額パーセント(C)/オーダー数量*購買オーダー価格

配分1

58*100 USD = 5800 USD

55*100 USD = 5500 USD

300 USD

60 - 55 = 5

該当なし

5/58*100 = 8.62%

該当なし

300 USD/60*100 = 5%

配分2

40*100 USD = 4000 USD

45*100 USD = 4500 USD

(500) USD

該当なし

45-40 = 5

該当なし

5/40*100 = 12.50 %

500 USD/40*100 = 12.50 %

次の表は、Rule 1を示します。

属性

演算子

価額

条件

購買オーダー・ステータス

=

OPEN

AND

過小請求パーセント

次より小さい

10%

該当なし

結果: 購買オーダー・ステータスおよび過小請求パーセントの値がルール1の基準を満たすため、経過勘定残高300 USDが自動的に決済されます。

次の表は、Rule 1に基づいて決済された経過勘定金額を示します。

購買オーダー配分

CMR経過勘定金額(A)

AP経過勘定(B)

経過勘定決済金額(C) = (A-B)

過小請求済数量

超過請求済数量

過小請求パーセント

超過請求パーセント

購買オーダー経過勘定金額パーセント(C)/オーダー数量*購買オーダー価格

配分1

58*100 USD = 5800 USD

55*100 USD = 5500 USD

300 USD

60 - 55 = 5

該当なし

5/58*100 = 8.62%

該当なし

300 USD/60*100 = 5%

次の表は、Rule 2を示します。

属性

演算子

価額

条件

購買オーダー・ステータス

=

OPEN

AND

経過勘定決済金額

次より小さい

絶対(1000) USD

OR

過小請求パーセント

次より小さい

10%

OR

超過請求パーセント

次より小さい

10%

該当なし

結果: 購買オーダー・ステータス、過小請求パーセントおよび経過勘定決済金額の絶対値がルール2の基準を満たすため、経過勘定残高300 USDおよび(500) USDが自動的に決済されます。

次の表は、Rule 2に基づいて決済された経過勘定金額を示します。

購買オーダー配分

CMR経過勘定金額(A)

AP経過勘定(B)

経過勘定決済金額(C) = (A-B)

過小請求済数量

超過請求済数量

過小請求パーセント

超過請求パーセント

購買オーダー経過勘定金額パーセント(C)/オーダー数量*購買オーダー価格

配分1

58*100 USD = 5800 USD

55*100 USD = 5500 USD

300 USD

60 - 55 = 5

該当なし

5/58*100 = 8.62%

該当なし

300 USD/60*100 = 5%

配分2

40*100 USD = 4000 USD

45*100 USD = 4500 USD

(500) USD

該当なし

45-40 = 5

該当なし

5/40*100 = 12.50 %

500 USD/40*100 = 12.50 %