ワークフォース報酬プランのパフォーマンスに関する考慮事項
作成するプランの数を決定する際には、ワークフォース報酬プランの応答性を考慮する必要があります。 プランには、簡単な動的計算や複雑な計算を必要な数だけ含めることができます。 動的計算が多く、計算が複雑になるほど、ユーザーが値を様々に変更したときのプランの応答が遅くなります。
プランのパフォーマンスを最適化するには、特定の対象者向けにカスタマイズしたプランを作成する必要があります。 たとえば、報酬管理者は、自分のクライアント・グループ全体で報酬予算と割付を最適化する必要があります。 通常彼らには、モデリング機能で処理可能な範囲を超えて様々な割付シナリオをテストするために多くの情報が必要です。 一方、ライン・マネージャが必要とするのは、チーム間で適切な割付を行うための最小限の情報です。 また、レポートや詳細なワークシート内の部下に関するコンテキスト情報やバックグラウンド情報を必要に応じて別途参照します。
対象者ごとに個別のプランを作成します。 プランのパフォーマンスを低下させる可能性はありますが、報酬管理者のプランには、動的計算とFastFormulaを含めます。 ライン・マネージャのプランには、管理者プランの重要な計算への相互参照が含めて、マネージャが重要な計算結果を表示できるようにします。 また、マネージャ・プランには、必要に応じて、より簡単な条件が設定された動的計算を少し含めることができます。 または、プランに動的計算を構成するのではなく、マネージャにモデルの使用を許可して、割付シナリオを探索できるようにします。
プランのパフォーマンスをさらに最適化するには、各プランを検証する必要があります。 検証すると、動的列の評価順序が正しいことを確認して、プラン対象者が期待する結果が生成されることを確認できます。 また、各対象者が許容できると考える応答性をプランが発揮できるように、含める動的計算およびアラートの最適数を決定しやすくなります。