ユーザー・キーの指定方法
ユーザー・キーは、ロードするビジネス・オブジェクト・コンポーネントに固有です。 「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクの「ビジネス・オブジェクト詳細」ページでは、すべてのビジネス・オブジェクト・コンポーネントおよび外部オブジェクト参照で使用可能なユーザー・キー属性が識別されます。
レコードを作成するときに、ユーザー・キーが必要になります。 これらは、異なるキー・タイプを指定してレコードを一意に識別する場合を除いて、更新するときにも必要になります。 このトピックでは、ユーザー・キーを使用してローカル・レコードを識別し、外部オブジェクトを参照する方法について説明します。 また、ユーザー・キー値の変更がキーとしての有用性に及ぼす影響についても説明します。
ローカル・レコードに対するユーザー・キーの指定
ユーザー・キーは、複数の属性で構成できます。 ソース・キーなどの別のキー・タイプを使用してレコードを識別していない場合は、これらをすべて指定する必要があります。 次の例は、ジョブ・オブジェクトを、JobCode属性とSetCode属性で構成されるそのユーザー・キーによって識別する方法を示しています。
METADATA|Job|JobCode|JobName|SetCode|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate
MERGE|Job|SE|Software Engineer|COMMON|2010/01/01|4712/12/31
外部オブジェクト参照に対するユーザー・キーの指定
次の例では、アサイメント・オブジェクトがそのソース・キーによって一意に識別されます。 ただし、関連するジョブ・オブジェクトへの外部オブジェクト参照には、ユーザー・キーが使用されます。
METADATA|Assignment|SourceSystemId|SourceSystemOwner|JobCode|SetCode|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate
MERGE|Assignment|234234|EBS-UK|SE|COMMON|2013/01/01|4712/12/31
変更されたユーザー・キー値の管理
ユーザー・キーの値の中には、固定的でないものがあります。 たとえば、組織または事業所の名前を変更できます。 ユーザー・キーは変更される可能性があるため、履歴参照にこれらを使用することは困難です。 ユーザー・キーが変更されたビジネス・オブジェクト・コンポーネントの有効日履歴をロードする場合は、ソース・キーも指定する必要があります。 このアプローチにより、HCMデータ・ローダーで関連する有効日レコードを適切に識別して、ロードするオブジェクトを形成できるようになります。