METADATA命令
HCMデータ・ローダーのデータ・ファイルのMETADATA命令は、ビジネス・オブジェクト・コンポーネントとその属性を識別します。 属性は、データ・ファイルに値を含めるものです。
命令の形式
METADATA行の形式は、次のとおりです。
METADATA|<DISCRIMINATOR>|<ATTRIBUTE 1>|<ATTRIBUTE 2>|<ATTRIBUTE n>
たとえば:
METADATA|Job|SetCode|JobCode|JobFamilyName|JobName|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate
制限事項
METADATA命令には、次の制限が適用されます。
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METADATA行は、関連するMERGEデータ行またはDELETEデータ行の前に配置する必要があります。
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単一のデータ・ファイルに複数のMETADATA行を含めることができます。 ただし、行ごとに異なるビジネス・オブジェクト・コンポーネントを対象としている必要があります。 たとえば、1つのJob.datファイルに、ジョブとジョブ有効等級のコンポーネントに対するMETADATA行を含めることができます。 ただし、ジョブのMETADATA行を2つ含めることはできません。
検証
各METADATA行は、次の条件を満たしている必要があります。
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データ・ファイル名で識別されるオブジェクトの有効な弁別子を含む。 たとえば、Job.datファイルでは、METADATA行にJob、JobGrade、JobEvaluation、JobExtrainfoおよびJobLegislativeの弁別子のうちの1つが含まれる必要があります。
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ファイル内で一意である。 つまり、単一のデータ・ファイルでは、同じ弁別子の複数のMETADATA行は指定できません。
たとえば、同じデータ・ファイル内でJobGrade弁別子に2つのMETADATA行を指定すると、無効になります。
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弁別子の有効な属性のみを含む。 属性名は大/小文字が区別されますが、任意の順序で出現します。
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1つ以上のサポートされているキー・タイプに対する属性を含む。 たとえば、レコードを一意に識別するソース・キーを使用している場合は、METADATA行にSourceSystemOwnerとSourceSystemIdの属性を含める必要があります。
HCMデータ・ローダーのビジネス・オブジェクト・テンプレートには、ビジネス・オブジェクトの各コンポーネントに使用できるすべての属性が指定されたMETADATA行が含まれます。