タレント管理におけるレビュー期間

レビュー期間は、パフォーマンスの測定および結果の達成に使用するビジネス期間です。レビュー期間を使用すると、プロセスを期限のあるビジネス・サイクルに編成できます。たとえば、会計年度2020年のレビュー期間をFY2020として作成できます。

レビュー期間のタイム・ラインが同一のタレント管理ビジネス・オブジェクトをリンクできます。レビュー期間は、目標プランおよびパフォーマンス文書期間に関連付ける共通コンポーネントです。たとえば、レビュー期間を使用して「目標」作業領域の目標プランおよび「パフォーマンス管理」作業領域のパフォーマンス文書をビジネス期間に関連付けることにより、従業員のパフォーマンスをビジネスの目的および結果に結び付けることができます。

レビュー期間の管理

HR担当者または管理者は、「レビュー期間」ページでレビュー期間を管理します。

HR担当者は、「自分のクライアント・グループ」→「目標」に移動し、「レビュー期間」リンクを選択できます。
HR担当者は、「自分のクライアント・グループ」→「パフォーマンス」に移動し、「レビュー期間」リンクを選択できます。
管理者は、「設定および保守」領域で「レビュー期間」タスクを検索して使用できます。

レビュー期間には、次の考慮事項が適用されます。

レビュー期間はいつでも作成でき、後から目標プラン、目標プラン・セット(使用可能になっている場合)およびパフォーマンス文書に関連付けることもできます。
各レビュー期間には一意の名前が必要です。
レビュー期間が使用中の場合、その開始日と終了日は変更できません。
レビュー期間のステータスは、いつでもアクティブまたは非アクティブに設定できます。非アクティブにしたレビュー期間にすでに関連付けられているビジネス・オブジェクトは、引き続きそのレビュー期間を使用します。ただし、HR担当者は、目標プラン、目標プラン・セット、パフォーマンス文書などのビジネス・オブジェクトの作成時に非アクティブなレビュー期間を表示できません。
すべての従業員およびマネージャのレスポンシブ・ページで非アクティブなレビュー期間を非表示にできます。「非アクティブ・レビュー期間の表示」(ORA_HRT_DISPLAY_INACTIVE_REVIEW_PERIODS)プロファイル・オプションを「いいえ」に設定する必要があります。ただし、HR担当者には、プロファイル・オプション値に関係なく非アクティブなレビュー期間が引き続き表示されることに注意してください。
使用されていないレビュー期間を削除することもできます。

表示されるレビュー期間

「目標管理」および「パフォーマンス管理」レスポンシブ・ページで、関連するレビュー期間のみを表示できるようになりました。

従業員の目標スポットライト・ページでは、従業員に目標プランが割り当てられているレビュー期間のみを表示できます。ただし、プライマリ目標プランが使用可能になっている場合は、すべてのレビュー期間を表示できます。
従業員のパフォーマンス・スポットライト・ページでは、次のレビュー期間のみを表示できます。
- 従業員にパフォーマンス文書が作成されているか、随時文書が作成可能であるレビュー期間
- 従業員にチェックイン文書が作成されているか、チェックイン文書が作成可能であるレビュー期間
パフォーマンス・スポットライト・ページでは、従業員が別の従業員に対する関係者フィードバックの実行要求を受け取ったレビュー期間も表示できます。
「パフォーマンスの評価」ページで、マネージャは、自分がパフォーマンス文書マネージャである従業員パフォーマンス文書(通常または随時)が作成されているレビュー期間を表示できます。
「目標およびパフォーマンスの概要」ページでは、マネージャは次のレビュー期間のみを表示できます。
- 従業員に目標プランが割り当てられているレビュー期間。ただし、プライマリ目標プランが有効になっている場合は、すべてのレビュー期間が表示されます。
- 従業員にパフォーマンス文書が作成されているか、随時文書が作成可能であるレビュー期間
- 従業員にチェックイン文書が作成されているか、チェックイン文書が作成可能であるレビュー期間

パフォーマンス文書への目標プランおよび目標プラン・セットのリンク

パフォーマンス・テンプレートを作成する場合は、文書期間ごとにレビュー期間を選択します。

目標プランを作成するときに、レビュー期間を選択し、パフォーマンス文書タイプを目標プランに関連付けます。目標プラン・セットが使用可能になっている場合は、目標プラン・セットの作成時にレビュー期間を選択します。目標プラン・セット内のすべての目標プランのレビュー期間は同じです。目標プランのレビュー期間および関連付けられたパフォーマンス文書タイプによって、パフォーマンス文書の作成時に目標プランに表示される目標が決まります。

チェックイン・テンプレートとレビュー期間の関連付け

チェックイン・テンプレートは、特定のパフォーマンス・レビュー期間またはすべてのレビュー期間に関連付けることができます。デフォルトでは、チェックイン・テンプレートはすべてのレビュー期間に関連付けられます。テンプレートに基づいてチェックイン文書を作成すると、レビュー期間の次の目標がチェックイン文書に含まれます。

承認待ちではない、非公開でもない、取り消されていないパフォーマンス目標
アクティブで非公開ではない育成目標

レビュー期間の目標が割り当てられている場合、パフォーマンス目標のディスカッション・トピックを追加できます。

ノート:

チェックイン・テンプレートに関連付けられているレビュー期間を変更しても、すでに作成されているチェックイン文書には影響しません。

非アクティブなチェックイン・テンプレートのレビュー期間を指定したり、レビュー期間を変更したりできることを知っていましたか。レビュー期間は、後でテンプレートをアクティブ化するときに、チェックイン文書に含まれる目標を制御できます。