累積年功起算日の計算方法

年功を累積的に計算するように年功日ルールを構成できます。アプリケーションによる累積年功の計算方法を説明する例を次に示します。

この例では、企業年功起算日が個人レベルで構成されます。

累積年功に基づく計算

Vijay Singhは、2005年1月1日に雇用主Vision INDに採用されます。

日付

処理

雇用主

アサイメント

ジョブ

部門

2005年1月1日

採用

Vision IND

アサイメント1

営業コンサルタント

ERP

2005年12月31日時点での年功の計算を次に示します。

年功起算日ルール

年功

年功起算日

年功変更開始日

年功変更終了日

企業-個人レベル

1年

2005年1月1日

2005年1月1日

4712年12月31日(継続中)

2006年12月31日、Vijay Singhは組織から辞職します。

日付

処理

雇用主

アサイメント

ジョブ

部門

2005年1月1日

採用

Vision IND

アサイメント1

営業コンサルタント

ERP

2006年12月31日

辞職

Vision IND

アサイメント1

ビジネス・アナリスト

ERP

2006年12月31日時点での年功の計算を次に示します。

年功起算日ルール

年功

年功起算日

終了日(企業終了日)

年功変更開始日

年功変更終了日

企業-個人レベル

2年

2005年1月1日

2006年12月31日

2005年1月1日

4712年12月31日(継続中)

個人がアクティブでなくなったため、終了日が移入されます。

ノート:

年功起算日UIでは、終了日のラベルが<年功ルール属性>終了日として表示されます。年功ルールは企業属性を使用して構成されるため、この場合は企業終了日になります。

2008年1月1日、Vijay Singhが組織に再雇用されます。

日付

処理

雇用主

アサイメント

ジョブ

部門

2005年1月1日

採用

Vision IND

アサイメント1

営業コンサルタント

ERP

2006年12月31日

辞職

Vision IND

アサイメント1

ビジネス・アナリスト

ERP

2008年1月1日

再雇用

Vision IND

アサイメント2

プログラム・マネージャ

ERP

2008年12月31日時点での年功の計算を次に示します。

年功起算日ルール

年功

年功起算日

終了日

年功変更開始日

年功変更終了日

自動調整日数

企業-個人レベル

3年

2006年1月1日

Null

2008年1月1日

4712年12月31日(継続中)

-365日

企業-個人レベル

2年

2005年1月1日

2006年12月31日

2005年1月1日

2007年12月31日

null

新しい年功分割は、再雇用日に作成されます。

Vijayの年功は次のように計算されます。

  1. 勤続期間は、年功プロセス実行日と採用日の間で計算されます(2005年1月1日から2008年12月31日までの期間 = 4年)。

  2. 年功ルールに対して個人がアクティブでなかった期間が計算されます。この場合、1年または365日です(2007年1月1日から2007年12月31日までの期間)。

  3. 年功ルールで個人がアクティブでなかった期間は、ステップ1で計算された期間から差し引かれます(4年 - 365日 = 3年)。この期間を減じる必要があるため、-365日が最新の年功レコードで自動調整として追加されます。したがって、合計累積年功期間は、4年 - 1年(365日) = 3年になります。

  4. 最後に、ステップ3で計算された年功期間(3年)をプロセス実行日(2008年12月31日)から減じることで、年功起算日が計算されます。したがって、この場合、年功起算日は2006年1月1日(2008年12月31日 - 3年)になります。