個人レコード

すべての就業者、非就業者および連絡先は、企業内に、個人番号で識別される単一の個人レコードを持ちます。

個人レコードは、次のいずれかの情報が必要なため、単独で作成することはできません。

  • 雇用主との間の現在、過去または将来の雇用関係

  • 雇用主との間に雇用関係がある個人との間の現在、過去または将来の連絡先続柄

個人レコードを終了することはできません。それは、企業内の個人の雇用関係および連絡先続柄のすべてを通じて存在し続けます。

次のいずれかの時点で個人レコードを作成します。

  • 企業に個人の初回雇用関係を作成するとき(最初に個人を採用するときなど)

  • または、別の個人のレコードに連絡先として個人を追加するとき(緊急連絡先としてなど)

個人レコードと雇用関係の比較

次の表は、個人レコードと雇用関係レコードの比較を示しています。

情報タイプ

明細

個人レコード

次のような個人情報を格納します。

  • 名前

  • 生年月日

  • 障害情報

    国別IDなどの複数の雇用関係に適用されることもあります。

雇用関係

次のような雇用情報を格納します。

  • ジョブ

  • 給与

  • 勤務時間

    これは、雇用関係ごとに異なる可能性があり、雇用主に固有です。

    ノート:

    個人の就業者タイプ(従業員など)は、個人レコードの一部ではなく、個人の雇用関係から導出されます。異なるタイプの複数の雇用関係がある個人は、複数の就業者タイプを持ちます。

個人レコードのローカル情報

単一のグローバル企業では、個人にアクセスできるすべてのユーザーに同じ個人レコードが表示されますが、個人レコードには、一部の情報のローカル・バリエーションを含めることができます。

たとえば、個人レコードには、ローカル言語の個人名と複数の国別IDを含めることができます。婚姻区分などの一部の情報も、個人が雇用関係を持っている国ごとに最も適切な条件を使用して記録できます。個人レコードを参照できるすべてのユーザーは、すべてのローカル情報を参照できます。

個人情報へのアクセス

個人レコードにセキュリティ・アクセスできる場合でも、個人のすべての雇用関係およびアサイメントへのアクセスが自動的に許可されるわけではありません。

たとえば、特定の雇用主に対するアクセスが制限される場合、一部の雇用関係は除外されます。