年功起算日を計算するプロセス

「年功日の計算」プロセスを使用すると、アプリケーションに構成されている年功ルールに基づいて就業者の年功日を計算できます。プロセスをスケジュールして実行するには、「スケジュール済プロセス」作業領域を使用します。

ノート:
  • 年功起算日の監査を有効にした場合でも、年功起算日の計算プロセスで更新されたときには日付は監査されません。
  • 先日付に開始する雇用関係およびアサイメントの年功日は計算されません。

プロセス・パラメータ

  • 個人番号: このパラメータは、処理のためにESSプロセスに含める個人番号をフィルタ処理します。複数の個人を対象としてこのプロセスを実行する場合は、個人番号をカンマで区切って入力します。たとえば、「個人番号1,個人番号2,個人番号3」のような形式を使用します。先頭または末尾のスペースや特殊文字を入力しないでください。すべての個人を対象としてこのプロセスを実行する場合は、何も値を入力しません。
  • 過去の期間(日数): このパラメータには、個人のデータが変更された過去の期間(日数)を指定します。このパラメータは、これらの表をスキャンしてデータ変更を検索します。
    • PER_ALL_ASSIGNMENTS_M
    • PER_ASSIGN_GRADE_STEPS_F
    • PER_SENIORITY_HOURS
    このパラメータは、これらの表のLAST_UPDATE_DATE列を分析し、処理のためにパラメータで渡された日数と比較します。
    ノート: この過去の期間(日数)にアサイメント、等級ステップまたは年功時間数が変更されなかった就業者は計算から除外されます。ただし、「年功起算日の管理」ページの「年功の再計算」オプションを使用して、特定の就業者の年功を再計算できます。
  • 終了済雇用関係を含む: このパラメータは、雇用関係のステータスをチェックします。値Yをパラメータとして渡すと、年功起算日を計算するための終了済雇用関係がプロセスに含められます。非アクティブな雇用関係のデータを変更し、値Nを渡すと、アプリケーションではこの雇用関係のアサイメントが処理されません。この動作は、過去N日間にアサイメント・レコードが変更されている場合でも発生します。
  • 完了アサイメント履歴を含める: このパラメータは、他のパラメータに渡された値に基づいて選択された個人のバージョン3 (V3)年功起算日を完全にリフレッシュします。このパラメータを選択すると、アプリケーションによって個人の全アサイメント履歴がチェックされてV3年功起算日が再計算されます。たとえば、このパラメータを使用して再雇用者の累積年功日を計算できます。
  • 雇用主: このパラメータは、指定された雇用主に基づいて個人レコードをフィルタ処理します。
  • 組合: このパラメータでは、指定された労働組合に基づいて個人レコードをフィルタ処理します。
  • 使用可能な年功起算日ルール: このパラメータでは、ESSプロセスを実行する必要がある年功起算日ルールをフィルタ処理します。パラメータをNullとして渡すと、アプリケーション内のすべてのアクティブなルールに対してESSプロセスが実行されます。

プロセスの周期

「年功起算日の計算」プロセスは定期的に実行することをお薦めします。次のスケジュールをお薦めします。
  • 日次: 「過去の期間(日数)」パラメータの値を1日に設定して、プロセスを毎日実行するようにスケジュールします。
  • 週次: 「過去の期間(日数)」パラメータの値を7日に設定して、プロセスを毎週実行するようにスケジュールします。
  • 四半期: 「過去の期間(日数)」パラメータの値を1500日に設定して、プロセスを四半期ごとに実行するようにスケジュールします。
  • アドホック: 昇格・昇進サイクル、パフォーマンス・サイクル、年間報酬サイクルなど、組織内の重要なイベントの前にプロセスを実行します。
ノート: お薦めするガイドラインは一般的なものです。プロセスのスケジュールは、組織のビジネス・プロセスおよび就業者数に基づいて決定する必要があります。