買掛管理に関するよくある質問

Oracle Fusion ERP Analyticsのよくある質問(FAQ)は、分析エクスペリエンスに関するよくある質問に対する回答を提供します。

買掛管理のトピック:

AP経費サブジェクト領域で前払金メトリックを使用するにはどうすればよいですか。

AP経費サブジェクト領域では、前払金額、充当済前払金額および充当可能前払金額メトリックを使用できます。これらのメトリックは、「前払金番号」や「前払金明細番号」などの「前払金」属性と連携するように設計されています。

「前払金番号」および「前払金明細番号」属性は、前払金請求書タイプおよび標準請求書の充当済前払金明細に移入されます。

前払金額は、前払金請求書タイプを使用して計算されます。充当済前払金額は標準請求書の充当済前払明細を使用して計算され、正味金額は前払金番号および前払金明細番号の充当可能前払金額を示します。

どの文書通貨で仕入割引残額を表示できますか。

AP支払サブジェクト領域の仕入割引残額メトリックは、AP請求書ファクトの「提示仕入割引額」およびAP支払ファクトの「仕入割引額」と「仕入割引逸失損額」を使用して計算されます。計算式は、提示仕入割引額 - 仕入割引額 - 仕入割引逸失損額です。相互通貨支払(請求書通貨と支払通貨が異なる)の場合、AP支払サブジェクト領域には、「文書通貨」が選択されているときは請求書通貨と支払通貨が表示されます。仕入割引残額は請求書通貨でのみ計算され、支払通貨では計算されません。

AP請求書負債金額が、Oracle Fusion Cloud Applicationsで設定されたSLA会計基準に基づいて生成された複数の負債勘定間で分割されています。AP年齢調べサブジェクト領域にそれらのすべての負債勘定が表示されないのはなぜですか。

AP年齢調べサブジェクト領域はスケジュール・レベルであり、表示できる負債勘定はスケジュールごとに1つのみです。請求書に複数の負債勘定間で分割された金額がある場合、Oracle Fusion Cloud ApplicationsでAP請求書ヘッダーに移入されたデフォルトの負債勘定のみが表示されます。SLA会計でも請求書ごとに1つの負債勘定のみが生成される場合は、会計プロセスで生成された負債勘定が表示されます。

GL勘定科目別に負債金額を分析し、一般会計と突き合せる場合は、AP負債サブジェクト領域を使用します。

APサブジェクト領域に請求書が表示されないのはどのような場合ですか。

初期抽出日(IED)より前の日付の請求書があり、AP_Invoices_allでACCTS_PAY_CODE_COMBINATION_IDがNULLであることが検出され、Invoiced_on_dateが将来の期間である場合、請求書は支払予定単位では使用できません。

買掛管理で一部の未計上トランザクションのみが表示されるのはなぜですか。

AP請求書およびAP年齢調べのサブジェクト領域には、支払予定のあるすべての請求書(未計上であっても)が含まれます。AP負債、AP経費およびAP支払のサブジェクト領域には、計上された請求書のみが含まれます。AP保留サブジェクト領域には、保留詳細を持つ請求書のみが含まれます。

AP年齢調べ未回収残高をOracle Fusion Cloud Applicationsの買掛/未払金残高試算表と突き合せできないのはなぜですか。

Fusion Payablesの残高試算表では、会計配分のSLA勘定と会計日が使用されます。AP年齢調べは請求書スケジュール・レベルであり、請求書ヘッダー・レベルからの勘定科目コード組合せと会計日が含まれます。AP年齢調べでは、過去の年齢調べと現在の年齢調べを請求書日付およびスケジュール日別にサポートします。これは、一般会計との勘定科目残高の消込には使用できません。

買掛管理で様々なサブジェクト領域に異なる詳細レベルが表示されるのはなぜですか。

セカンダリ元帳に補助元帳換算レベルが設定されている場合は、AP負債、経費および支払のサブジェクト領域(会計配分単位を使用)で、セカンダリ元帳のデータを分析できます。AP請求書およびAP年齢調べのサブジェクト領域では、スケジュール・レベルが使用され、AP保留サブジェクト領域には請求書保留詳細が含まれます。これらのサブジェクト領域は、プライマリ元帳のみをサポートします。

買掛管理で留保金がある請求書の請求書金額が、Oracle Fusion Cloud Applicationsのユーザー・インタフェースの請求書金額と一致しないのはなぜですか。

AP請求書には、支払予定に基づく請求書金額が表示されます。留保金額は支払スケジュールから除外されるため、AP請求書サブジェクト領域の請求書金額には留保金を含まない請求書金額のみが表示され、金額はOracle Fusion Cloud Applicationsとは異なります。

AP年齢調べで先日付請求書が表示されないのはなぜですか。

AP年齢調べサブジェクト領域には、請求書日付が現在のオープン期間までの未回収AP請求書のみが含まれます。先日付請求書は含まれません。将来の日付で作成された請求書は、その将来の日付/期間に請求書が処理されるときにのみ取得されます。

AP請求書サブジェクト領域の会計日が実際の会計日と一致していないのはなぜですか。

AP請求書サブジェクト領域では、会計日はAP_Invoices_All表からのものであり、そこでは、会計日は見積日であり、事前補助元帳会計(SLA)です。AP費用およびAP負債サブジェクト領域の配分会計日は計上済データについてのみ取得されるため、実際の会計日を確認するには、これらを参照してください。

買掛管理の支払割引損メトリックが、プライマリ元帳にのみ移入されるのはなぜですか。

「仕入割引逸失損額」は会計メトリックではなく、プライマリ元帳に対してのみOracle Fusion Cloud Applicationsによって計算されます。非プライマリ元帳の場合、このメトリックには値が移入されていません。これは、サプライヤへの支払が割引期日までに行われなかったため失われた金額です。