固定資産一括修正のインポート・データの処理方法

固定資産一括修正のインポート・プロセスを使用して、次の一括修正を実行します。

  • 財務詳細の修正

  • カテゴリの変更

  • 減価償却ルールの変更

  • 減価償却の中止と再開

  • 未計画減価償却の実行

  • ソース明細の振替

  • 資産の削除

  • 資産計上と戻し資産計上

  • 償却累計額の振替

  • グループ資産の変更

  • ソース明細の追加

  • ソース明細の編集

  • ソース明細の削除

一括修正のスプレッドシート・テンプレートをダウンロードして、データの準備に使用できます。このテンプレートには、情報の入力作業を支援するインストラクション・シートが含まれています。

次の図には、一括修正トランザクションを作成しOracle Assetsに転記するフローが含まれています。

このグラフィックは、修正トランザクションを作成してAssetsに転記するプロセスを示します。

テンプレートにアクセスするステップは、次のとおりです。

  1. Oracle Financials Cloudのファイルベース・データ・インポートのガイドに移動します。

  2. 目次で、「ファイル・ベース・データ・インポート」をクリックします。

  3. 固定資産一括修正のインポートをクリックします。

  4. 「ファイル・リンク」セクションで、Excelテンプレートへのリンクをクリックします。

ワークシートでデータを準備する際は、次のガイドラインに従ってください。

  • 各列の必須情報を入力してください。詳細なインストラクションは、各列ヘッダーのツールチップを参照してください。

  • テンプレート内の列の順序を変更しないでください。

  • 使用しない列は非表示にしたりスキップできますが、削除しないでください。

一括修正のインポート・テンプレートに影響を及ぼす設定

一括修正のインポート・テンプレートには、インストラクションのタブと、データをロードする表に対応する2つのタブがあります。

スプレッドシートのタブ

説明

インストラクションおよびCSV生成

データの準備およびロードとテンプレートのフォーマット、「一括財務トランザクションの転記」プロセスの発行、インポート・エラーの修正に関する情報が含まれています。

FA_ADJUSTMENTS_T

資産の財務情報を入力します。トランザクション・タイプに基づいて、「一括財務トランザクションの転記」プロセスでは、ステータスが「転記」になっている行のベース表に行を挿入します。

FA_ADJ_SRC_LINES_T

ソース明細修正に使用される請求書取得価額、資産取得価額精算勘定など、ソース明細と請求書の情報を入力します。

一括修正の処理方法

「一括財務トランザクションの転記」プロセスを発行するには:

  1. 「資産」ページに移動します。

  2. 「修正」情報タイルを選択します。

  3. トランザクションを選択し、「転記」をクリックします。

  4. エラーまたは警告が出て「一括財務トランザクションの転記」プロセスが終了した場合、失敗の原因となった行の詳細をログ・ファイルで確認します。

インポート・エラーを修正するには:

  1. 「修正」情報タイルで「例外」をクリックします。

  2. 準備」をクリックして、スプレッドシートにすべての行をエクスポートします。

  3. スプレッドシートのエラーを確認、修正し、修正した行に対するキューを「転記」に設定します。

  4. エラーが発生した行をすべて修正したら、「トランザクションの保存および転記」をクリックします。

  5. すべての行が正常にインポートされ資産が修正されるまで、このセクションの発行とエラー修正のステップを繰り返します。

次の表は、「一括財務トランザクションの転記」プロセス中に発生することのあるエラーおよびその解決方法を示しています。

エラー

解決方法

減価償却の計算プロセスの実行でエラーが発生します。

エラーを修正し、減価償却の計算プロセスを再発行します。「減価償却の計算」プロセスが正常に実行されたら、「一括財務トランザクションの転記」プロセスを再発行します。

会計用資産台帳に対して減価償却の計算プロセスが現在実行されています。

「減価償却の計算」プロセスが正常に完了するのを待ってから、「一括財務トランザクションの転記」プロセスを再発行します。

一括修正に適用できる転記ステータスは、次のとおりです。

転記ステータス

意味

新品

データが新規であるため、「一括財務トランザクションの転記」プロセスで修正を実行する前に追加情報が必要な場合があることを示します。

保留中

データの転記ステータスが「転記」に設定されるまで、「一括財務トランザクションの転記」プロセスによるデータ処理は実行されないことを示します。

転記

「一括財務トランザクションの転記」プロセスでデータの最終転記を実行する準備ができていることを示します。

エラー

データが無効なため、「一括財務トランザクションの転記」プロセスでの処理対象として発行されないことを示します。エラーのレコードをデータベースから削除する必要がある場合は、それらを「削除」に設定できます。

削除

データが「一括財務トランザクションの転記」プロセスでの転記対象として発行されないことを示します。