被委任者の管理方法

被委任者とは、経費管理タスクを代理で実行する権限が与えられた個人です。

Oracle Fusion Expensesの委任管理機能を使用すると、次の2つの処理を実行できます。

  • 経費精算書、許可および現金仮払金を管理する別の個人を委任します。

  • 別の個人のために、経費精算書、許可および現金仮払金を入力します。

別の個人の委任

自分のかわりに、経費精算書、許可および現金仮払金を管理するように別の個人を委任できます。たとえば、役員は経費の許可を役員アシスタントに委任できます。

「被委任者の管理」ページの「被委任者」セクションに名前を追加することにより、経費タスクの実行をその人に委任できます。この許可は、被委任者を非アクティブ化すると終了します。

別の個人の経費タスクの実行

他の人の経費精算書を入力できます。たとえば、マネージャにかわって経費を処理する権限を付与された場合、マネージャの経費精算書を入力できます。「被委任者の管理」ページの「権限」セクションで、経費タスクの実行権限を自分に付与した人を参照できます。

別の人にかわって経費精算書を作成するには、まず、自分のユーザー名とパスワードを使用してExpensesにアクセスします。その後、「経費」作業領域で経費タスクの実行を代行する人の名前を選択します。

別の人にかわって経費タスクを実行する場合、経費精算書管理に対して、権限を付与した人と同じ責任を負うことになります。たとえば、次の処理を実行できます。

  • 経費項目および経費精算書の表示および管理。

  • 許可の表示および管理。

  • 現金仮払金の表示および管理。