運用メジャーと運用状態を使用した統計仕訳の作成の例
掘削アクティビティおよび生産アクティビティを伴う複数の合弁企業の管理パートナは、特定の地域で運営するすべての井戸について毎月の電気料金を負担します。合弁事業契約の条件の一部として、管理パートナは次のことを行います:
- 毎月の電気料金を各合弁企業の井戸に配賦します。
-
電気料金を各合弁企業の井戸の水使用量に応じて配賦し、閉鎖状態の井戸はその対象外とします。
閉鎖状態の井戸に関連付けられている原価は他の井戸に配賦します。
次の表の行は、管理パートナの下で2つの異なる合弁企業について取得された水使用量運用メジャーを表しています。各運用メジャーには、運用メジャー値、単位、運用メジャー日などの詳細が含まれます。
合弁企業 | プライマリ・セグメント値 | メジャー・タイプ | 説明 | メジャー日 | 値 | 単位 |
---|---|---|---|---|---|---|
JV1 | 1001 | WATERUSAGE | 井戸水使用量 | 1/1/2021 | 4.00 | ガロン |
JV1 | 1002 | WATERUSAGE | 井戸水使用量 | 1/15/2021 | 56.00 | ガロン |
JV2 | 2001 | WATERUSAGE | 井戸水使用量 | 1/15/2021 | 7.00 | ガロン |
JV2 | 2002 | WATERUSAGE | 井戸水使用量 | 1/15/2021 | 8.00 | ガロン |
JV2 | 2003 | WATERUSAGE | 井戸水使用量 | 1/31/2021 | 9.00 | ガロン |
JV2 | 3000 | WATERUSAGE | 井戸水使用量 | 1/15/2021 | 3.00 | ガロン |
JV1合弁企業とJV2合弁企業の両方について、各運用メジャーは異なるプライマリ・セグメント値に関連付けられていることに注意してください。プライマリ・セグメント値は、各運用メジャーが関係する井戸を識別します。この表は、JV1の2つの異なる井戸とJV2の4つの異なる井戸のメジャーを示しています。
管理パートナは、合弁企業に対して次の運用状態も設定します。運用状態を使用すると、管理パートナは、運用メジャーが取得されたときの合弁企業の状態に基づいて運用メジャーの統計仕訳を作成できます。
合弁企業 | 運用状態 | レポート日 |
---|---|---|
JV1 | 探査 | 1/1/2021 |
JV1 | 生産 | 1/10/2021 |
JV1 | 閉鎖 | 1/31/2021 |
JV2 | 探査 | 1/1/2021 |
JV2 | 生産 | 1/10/2021 |
JV2 | 閉鎖 | 1/31/2021 |
2021年1月1日から2021年1月9日までに記録されたすべての運用メジャーは、各合弁企業の探査状態に関連付けられます。2021年1月10日から2021年1月30日までに記録されたすべての運用メジャーは、各合弁企業の生産状態に関連付けられます。2021年1月31日以降に記録されたすべての運用メジャーは、各合弁企業の閉鎖状態に関連付けられます。
管理パートナは次に、運用メジャーの統計仕訳を作成するプロセスを実行します。探査状態および生産状態の運用メジャーのみを処理するように構成します。これらの統計仕訳は、管理パートナが各井戸の水使用量の割合を決定するために使用できます。この割合を使用して、各井戸に配賦する電気料金負担分を決定します。
統計仕訳を作成できるようにするには
合弁企業アプリケーション管理者は、統計仕訳を計上するように合弁企業補助元帳を設定する必要があります。詳細は、統計仕訳に対する合弁企業補助元帳の設定を参照してください。