合弁企業トランザクションの識別

「合弁企業トランザクションの識別」プロセスをスケジュールまたは手動で実行し、Oracle Fusion Cloud Financialsの1つ以上の合弁企業のトランザクションを識別します。

ノート: 「資産」、「費用」および「収益」以外の勘定科目タイプのトランザクションは、プロセスによって「配分のみ」、つまり、配分できますが請求できないものとして識別されます。

所有権定義割当ルールではなく、デフォルトの所有権定義を使用して設定された合弁企業定義を処理する場合は、次のステップに従います。所有権定義割当ルールを設定する場合は、「合弁企業トランザクションへの所有権定義割当ルールの適用」を参照してください。

  1. ホーム・ページで「合弁企業管理」を選択し、「クイック・アクション」リストから「合弁企業トランザクションの識別」を選択します。
    ノート: 「クイック・アクション」リストがない場合は、ホーム・ページをニュース・フィードのテーマに変更してそれを表示するように、アプリケーション実装コンサルタントに依頼します。詳細は、「テーマとホーム・ページ設定の構成の概要」を参照してください。そのようにしない場合は、スケジュール済プロセスを使用し、「合弁企業トランザクションの識別」プロセスを検索して実行できます。
  2. 「処理モード」で、「合弁企業トランザクションの識別」を選択します。これがデフォルトです。

  3. 次のフィールドに入力して、処理するトランザクションを選択します:

    • 法的エンティティ。このフィールドを使用して、特定の法的エンティティに関連付けられている合弁企業のトランザクションを特定します。すべての合弁企業に対してこのプロセスを実行するには、空白のままにします。

      注意: ドロップダウン・リストには、合弁企業に関連付けられているすべての法的エンティティが含まれます。これには、アクセス権のない法的エンティティが含まれる場合があります。アクセス権のない法的エンティティを選択すると、レコードは処理されません。
    • 合弁企業。特定の合弁企業を選択するか、プロセスですべての合弁企業のトランザクションを識別する場合は、このフィールドを空白のままにします。「アクティブ」ステータスの合弁企業のみが処理されます。

      法的エンティティを選択した場合、ドロップダウン・リストには、その法的エンティティに関連付けられた合弁企業のみが含まれます。複数の合弁企業を処理用に選択するには、「さらに選択」をクリックします。

      ノート: 法的エンティティを選択するか、選択した法的エンティティを変更する必要がある場合は、まず合弁企業の選択をクリアする必要があります。
    • 元帳。このフィールドは、合弁企業のプライマリ元帳以外の元帳のトランザクションをプロセスで識別する場合にのみ使用します。空白のままにすると、合弁企業のビジネス・ユニットに関連付けられたプライマリ元帳が使用されます。

      ノート: 合弁企業のプライマリ元帳以外の元帳から識別されたトランザクションは、配分に使用できます。ただし、これらのトランザクションから生成された配分は、請求または仕訳には使用できません。ステータスは「プロセス完了」に設定されます。
    • 期間。このフィールドを使用して、特定の期間のトランザクションを識別します。このフィールドを空白のままにすると、元帳の最早オープン期間が使用されます。

    • トランザクション・ソース。プロセスで識別するトランザクションのソース(「補助元帳および総勘定元帳」または「合弁企業ソース・トランザクション」)を指定します。

      ノート: 「所有権定義割当ルールの処理」オプションおよび「デフォルト所有権定義割当のバイパス」オプションは、所有権定義割当ルールの処理にのみ適用されます。
  4. 「発行」をクリックします。

  5. スケジュール済プロセスの概要ページに戻ると、発行されたプロセスとそのステータスのリストを表示できます。表内のプロセスをクリックして、そのプロセスの詳細を表示します。