合弁企業トランザクションおよび配分の管理
Oracle Joint Venture Managementのプロセスにより、合弁企業トランザクションの自動識別および配分が可能になります。次の作業領域を使用して、識別されたトランザクションおよび関連する配分を表示できます:
-
「合弁企業トランザクション」作業領域
この作業領域には、「合弁企業トランザクションの識別」プロセスによって識別されたトランザクションが表示されます。実際のトランザクションが含まれているのではなく、ソース(補助元帳会計、一般会計および「合弁企業ソース・トランザクション」作業領域)のトランザクションが参照されます。「合弁企業トランザクション」作業領域からトランザクションを削除しても、そのトランザクションはトランザクション・ソースに残ります。
-
「合弁企業配分」作業領域
この作業領域には、「合弁企業配分の作成」プロセスによって生成された配分が表示されます。
トランザクションおよび配分の詳細のレビューに加えて、これらの作業領域を使用して、必要に応じて例外ベースでトランザクションおよび配分の処理を修正できます。次の処理を実行できます:
-
トランザクションの処理方法を上書きします。
「合弁企業配分の作成」プロセスを実行する前に、所有割合の異なる内訳を含む別の所有権定義でトランザクションを上書きできます。1つの直接請求利害関係者でトランザクションを上書きすると、トランザクション金額全体を単一の利害関係者に配分できます。
- トランザクションに適用された割当ルールを消去します。
「合弁企業トランザクション」作業領域で、トランザクションに誤って適用された所有権定義割当ルールを消去できます。これにより、割当ルールを訂正し、トランザクションに割当ルールを再度適用するプロセスを実行できます。詳細は、「割当ルールの消去」を参照してください。
-
配分金額に関する係争を解決します。
トランザクションおよび配分のレコードは、当初トランザクション金額、配分金額、トランザクション勘定科目情報、分割の適用に使用された所有権定義などの重要な詳細を提供します。この情報を使用して、トランザクションが正しく配分されたことを確認したり、訂正処理の実行方法を決定することができます。
-
処理対象として誤って識別されたトランザクションなど、その他の問題をトラブルシューティングします。
「合弁企業トランザクション」作業領域のトランザクションには、そのトランザクションが発生した勘定科目に関する情報が含まれます。この情報を使用して、合弁企業定義を訂正し、正しいトランザクションが識別および配分されるようにすることができます。トランザクションの再処理が必要になる可能性があるシナリオの詳細は、「合弁企業トランザクションおよび配分に関する問題の訂正」を参照してください。