所有権定義の更新

所有権定義に対して行うことができる更新は、そのステータスおよびトランザクションの分割の計算にすでに使用されているかどうかによって異なります。所有権定義は、次のいずれかのステータスに設定できます:

  • 待ち状態。所有権定義を作成する場合の初期ステータス。

  • アクティブ。合弁企業が所有権定義を使用してトランザクションを処理できるようにします。

  • 非アクティブ。このステータスは、合弁企業で所有権定義を使用してトランザクションを処理する必要がなくなった場合に使用します。

「待ち状態」ステータスの所有権定義の更新

これは、所有権定義を作成する場合のデフォルト・ステータスです。このステータスの所有権定義内の詳細を変更できます。または、必要でないと判断した場合は、このステータスの所有権定義を削除できます。

「アクティブ」ステータスの所有権定義の更新

このステータスでは、合弁企業は所有権定義を使用してトランザクションの分割を計算できます。

「アクティブ」ステータスの所有権定義がトランザクションの処理に使用されていない場合でも、その摘要、ステータス、有効日および利害関係者情報を変更できます。合弁企業の間接費方法に関連付けられていないかぎり、削除することもできます。

データの整合性を確保するために、Oracle Joint Venture Managementでは、トランザクションの処理に使用された所有権定義に加えることができる変更が制限されています:
  • 削除できません。

  • 利害関係者またはその所有割合は変更できませんが、利害関係者の「配分のみ」設定は変更できます。

  • 有効日は変更できます。トランザクションのトランザクション日と所有権定義の有効日が比較され、分割の計算に使用する所有権定義が決定されます。トランザクション日は、分割から生成された配分レコードにも含められます。変更日に既存の配分レコードのトランザクション日が含まれていない場合は、逆仕訳および再請求プロセスがトリガーされます。所有権定義に関連付けられているが、更新された有効日範囲内ではなくなった配分は、別の所有権定義で逆仕訳および再処理する必要があります。

    詳細は、「配分逆仕訳方法」を参照してください。

「非アクティブ」ステータスの所有権定義の更新: 不可

「非アクティブ」ステータスは、合弁企業で所有権定義を持つトランザクションを処理する必要がなくなった場合に使用されます。所有権定義には利害関係者の所有割合が含まれているため、監査および追跡のために、このステータスの所有権定義の詳細を変更することはできません。また、削除したり、再度「アクティブ」ステータスに変更することはできません。