満期受取手形プロセスのクローズ
「満期受取手形のクローズ」プロセスおよびレポートを使用して、標準送金された受取手形の入金の作成と消込、および償還請求権付きでファクタリングされた受取手形の入金の消込とリスクの消去を行います。
対応するレポートに、各受取手形に対する修正がリストされ、プロセス実行によって決済されたすべての入金が表示されます。
タスクの処理
「満期受取手形のクローズ」プロセスを実行すると、受取手形送金に関連した多くの異なるタスクを達成できます。
次のタスクを達成できます。
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標準送金の満期日に入金を作成します。
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ファクタリング送金に対する送金が承認された時点で入金を作成します。
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償還請求権付きでファクタリングされた送金について、満期日にリスク消去日数を加えた日付時点で、短期借入金から入金の消込取消を行い、その入金を受取手形に対して消し込みます。
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満期日にリスク消去日数を加えた日付時点で、受取手形のステータスを「満期リスク消去待ち」に更新し、償還請求権付きでファクタリングされた手形のリスクの消去に対して、手形のステータスを「クローズ済」に更新します。
標準送金された受取手形の場合、Receivablesにより入金が作成され、その入金が受取手形に対して消し込まれます。消込日は入金日と同じ日付になります。Receivablesでは、通常、これらの操作は手形満期日に実行されます。名宛人から満期日までに資金を回収する時間が銀行にない状態で手形が送金された場合、Receivablesでは、送金銀行による回収日数を送金日に加えた日付時点で、これらの操作が実行されます。
標準送金された受取手形の入金は手動で決済でき、また、「自動決済」による決済方法が設定されている入金の決済には、「入金の自動決済」プロセスを使用できます。
償還請求権付きでファクタリングされた受取手形については、Receivablesにより、送金時に作成された入金が受取手形に消し込まれ、各手形のリスクが消去されます。消込日は、受取手形の満期日にリスク消去日数を加えた日付になります。
会計日パラメータ
プロセスおよびレポートによって生成されたトランザクションに対して使用する会計日を入力します。オープン会計期間内の任意の日付を入力できます。
標準送金については、Receivablesでは、日付がオープン期間内であるかぎり、ユーザーが入力した会計日が使用され、日付がオープン期間外の場合は、受取手形の会計日が使用されます。手形の会計日もオープン期間外の場合は、使用可能な次のオープン期間の初日が使用されます。
ファクタリング送金については、Receivablesでは、日付がオープン期間内であるかぎり、ユーザーが入力した会計日が使用され、日付がオープン期間外の場合は、送金用に入力した会計日が使用されます。送金用に入力した会計日もオープン期間外の場合は、使用可能な次のオープン期間の初日が使用されます。