自動インボイスを使用したCPQ Cloudオーダーの処理

Oracle CPQ Cloudは売掛/未収金請求書サービスと統合され、自動インボイスを使用してCPQ CloudオーダーからReceivablesトランザクションを作成し、処理します。

見積から入金までのプロセスには、Receivablesの次の関連操作が含まれます。

  • 顧客のオーダーに対する与信チェックの実行

  • オーダー明細の作成および自動インボイス・インタフェース表への転送

  • 自動インボイスを使用したトランザクションの生成

  • 自動インボイスを使用した、返品およびオーダー取消に関するクレジット・メモの生成

顧客の与信チェック

適用可能な場合は、オーダーをカバーできる十分な与信が顧客アカウントにあることを確認します。与信承認が認められたら、オーダー明細を作成し、転送できます。

オーダー明細の作成および転送

必要な与信承認を受け取り、オーダーが確定されたら、オーダーをReceivablesに発行し、売掛/未収金請求書サービスを使用して請求を作成できます。

発行可能なオーダーは次のとおりです。

  • 支払条件を含むオーダー明細

  • 商品、サービスまたはサブスクリプションのオーダー明細

  • 1回かぎりまたは定期注文のオーダー明細

    定期注文のオーダー明細には、請求頻度(たとえば、月次や四半期次)、各請求期間で請求する金額およびトランザクションの開始日と終了日またはトランザクション期間の数が含まれます。売掛/未収金請求書サービスにより、自動インボイス・インタフェース表に、定期注文のオーダーの詳細を入力するために必要な数の請求書明細が作成されます。

トランザクションの生成

請求のビジネス要件に従ってトランザクションを作成するには、「自動インボイスのインポート」プログラムを実行します。

自動インボイスとCPQ Cloudでは、オーダー明細が次のように処理されます。

  1. 自動インボイスにより、すべての適格なトランザクション明細が選択され、割当済のグループ・ルールに従ってそれらの明細がトランザクションにグループ化されます。

  2. トランザクションが正常に作成されると、自動インボイスからCPQ Cloudコールバック・サービスに通知が送られます。

  3. CPQ Cloudによって、適用可能なオーダー明細のステータスと請求書の情報が更新されます。

  4. 検証に合格しなかったトランザクションは、自動インボイス・インタフェース表に残されます。エラーを修正し、自動インボイスを再発行するには、自動インボイス・ワークブックを使用します。

クレジット・メモの作成と生成

必要な場合は、既存のオーダーを取り消すことができます。オーダーを取り消すと、クレジット・メモ要求とともに売掛/未収金請求書サービスへのコールが生成されます。これにより、自動インボイス・インタフェース表に、請求書明細に対応するクレジット・メモ明細が作成されます。

定型請求書を取り消す場合は、次のようにします。

  1. Receivablesで、適用可能な請求書を識別するためのオーダーとオーダー明細の識別子を含むクレジット・メモ明細を発行します。

  2. 売掛/未収金請求書サービスで、オーダーが取り消されたことを示すために定型請求プランの情報が更新されます。

  3. 「自動インボイスのインポート」プログラムを実行して、クレジット・メモを作成し、Receivablesで作成済の請求書に消し込みます。

  4. 売掛/未収金請求書サービスにより、有効な取消日に従い、インタフェース表から将来の日付の請求書明細が削除されます。