監査リストに対する従業員の追加または削除方法

監査リストのメンバーシップの管理ページの監査リストは、監査リスト・ルールに対する違反があった場合、監査のため自動的に選択された経費精算書の従業員の一覧です。

また、手動で従業員を監査リストに追加することもできます。監査リストはビジネス・ユニットごとには保守されません。すべてのビジネス・ユニットに対して1つの監査リストが使用可能です。

Oracle Fusion Expensesでは、次のことが可能です。

  • 自動的に従業員を監査リストに追加したり、監査リストから削除したりできます。

  • 手動で従業員を監査リストに追加したり、監査リストから削除したりできます。

  • 監査中に、手動で従業員を監査リストに追加したり、監査リストから削除したりできます。

自動的に従業員を監査リストに追加/監査リストから削除

設定時に、監査リスト・ルールの作成ページで、次のいずれかの監査リスト・ルールを選択できます。

  • 領収書原本の提出を待機する最大日数

  • すべての経費精算書の月の合計金額の上限

  • 1か月のポリシー違反の件数の上限

  • 1か月の経費精算書の件数の上限

選択した監査リスト・ルールが違反されると、Expensesでは自動的に従業員が監査リストに追加されます。

自動的に従業員を監査リストに追加するには、次のすべての処理を実行します。

  • 監査リスト・ルールの作成ページで、監査リスト・ルールを作成する監査リスト基準を選択します。

    選択した監査リスト・ルールが違反された場合、Expensesは監査リスト・ルールを使用して従業員を監査リストに自動的に追加します。

  • 選択した監査リスト基準ごとに、アプリケーションが監査リストの有効な従業員の経費精算書を自動的に監視する日数を指定します。

    ノート:

    従業員が監査リストに残っている期間にその従業員による別の監査リスト違反が発生した場合、リストに残っている同じ日数のカウントがリセットされます。

  • 「経費精算書監査選択ルールの作成」ページの追加ルールセクションで、「監査リストに含まれている個人の経費精算書の監査」ルールを選択します。

    監査選択ルールは、Expensesが監査対象の経費精算書を自動的に選択するために使用する基準です。

  • ルール割当ページで、監査リスト・ルールと監査選択ルールをビジネス・ユニットに関連付けます。

監査リストから従業員を自動的に削除するには、次の処理を実行します。

  • 「経費監査リスト・ルールの作成」ページで、アプリケーションが監査リストの従業員の経費精算書を自動的に監視する日数を表す値を入力します。監視する日数が完了すると、従業員はアプリケーションで自動的には監視されなくなり、監査リストのメンバーシップの管理ページでその従業員は有効ではなくなります。

ノート:

監査リストに対する自動と手動の追加または削除では、参照タイプEXM_AUDIT_REASONを構成することによって、監査リスト追加事由選択リストに事由を追加できます。

手動で従業員を監査リストに追加/監査リストから削除

監査リストのメンバーシップの管理ページで、監査リスト追加事由選択リストから次のいずれかの事前定義済事由を選択して、手動で従業員を監査リストに追加できます。

  • しきい値近くの経費金額

  • 同一経費タイプの頻出

  • 現金経費の不均衡な件数

  • 未定義ポリシーの違反

次の処理を実行して、監査リストのメンバーシップの管理ページで従業員を監査リストから手動で削除できます。

  • 終了日の指定。終了日を指定しない場合、従業員は監査リストにいつまでも残ります。

  • 監査リスト追加事由選択リストからの事由の選択。

監査中に手動で従業員を監査リストに追加/監査リストから削除

次の処理を実行して、「経費精算書の監査」ページで経費精算書を監査中に、手動で従業員を監査リストに追加できます。

  • 「監査リストに追加」チェック・ボックス(表示されている場合)の選択。

  • 「事由」選択リストからの事由の選択。

次の処理を実行して、「経費精算書の監査」ページで経費精算書を監査中に、手動で従業員を監査リストから削除できます。

  • 「監査リストからの削除」チェック・ボックス(表示されている場合)の選択。

  • 「事由」選択リストからの事由の選択。