委任の設定

被委任者とは、別の個人の経費精算書の経費入力および管理を実行する権限を付与された人です。委任とは、被委任者と、被委任者が入力する経費精算書の個人の間の関係です。委任を設定すると、次のことが可能になります:

  • 1人以上の個人の経費精算書を入力する被委任者を指定します。

  • 被委任者が経費精算書を入力する個人、つまり割当を指定します。

  • 被委任者が、会社やコスト・センターなどの会計セグメントの一部またはすべてを変更できるかどうかを指定します。

  • 被委任者がプロジェクト関連経費のプロジェクトまたはタスク情報を変更できるかどうかを指定します。

委任の設定

委任を設定するには、次のステップに従います:

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の設定を使用します。

    • オファリング: 財務

    • 機能領域: 経費

    • タスク: 委任の管理

  2. 「委任の管理」ページで「作成」(+)アイコンをクリックします。

  3. 「委任の作成」ページの「被委任者」選択リストで、1人以上の個人の経費精算書を入力する個人の名前を入力または選択します。

  4. 「割当」選択リストから、被委任者に割り当てられ、被委任者が経費精算書を入力する個人の名前を入力または選択します。

    ノート:

    非アクティブな従業員に対して被委任者を割り当てる必要がある場合は、「割当」フィールドで非アクティブな従業員の名前を入力または選択することもできます。

  5. 割当に「Override expense account allocation」という会計権限がすでにある場合は、「会計アクセス」チェック・ボックスを選択します。

  6. 割当に「Allocate project expense」というプロジェクト権限がすでにある場合は、「プロジェクト・アクセス」チェック・ボックスを選択します。

    注意:

    割当に会計またはプロジェクト権限アクセスがあるかどうかを確認してください。「会計アクセス」または「プロジェクト・アクセス」チェック・ボックスを選択する際、セキュリティ・モジュールで適用可能な権限がまだ割当に設定されていない場合は、意図しないアクセス権が個人に付与されます。

委任の編集

場合によっては、既存の委任の変更が必要になることがあります。たとえば、既存の委任を編集して、非アクティブな従業員の被委任者に会計またはプロジェクト・アクセス権を提供することが必要になる場合があります。

このような場合は、「委任の管理」ページで、変更する委任を検索します。被委任者、割当、作成日などの様々なパラメータに基づいて検索できます。同様に、非アクティブな従業員の委任を検索する場合、従業員ステータス・パラメータに基づいて検索すると、委任を簡単に見つけることができます。

委任が見つかったら、被委任者をクリックし、「委任」ダイアログ・ボックスで必要な変更を加えます。