プロジェクトおよびタスクへのプロジェクト資産コストの配賦

プロジェクトで作業し、プロジェクトおよびタスクについてプロジェクト資産コスト配賦方法を設定する必要がある場合は、少なくとも次のタスクを実行する必要があります:

資産プロジェクトに関連する一般的なタスク

番号 タスク 摘要 重要度
1 資産プロジェクトの作成。 これは、資産計上が有効になっている財務プロジェクトです。つまり、このプロジェクトについて選択するプロジェクト・テンプレートでも資産計上が有効になっている必要があります。

財務プロジェクトで資産計上が有効になっている場合にのみ、資産をタスクに関連付け、これらのタスクに関連付けられた資産にプロジェクト・コストを関連付けることができます。

プロジェクト・テンプレートからプロジェクトに継承された資産コスト配賦方法が、使用しようとしているものではない場合、「財務プロジェクト設定の管理」>「資産計上」タブを使用して更新できます。

2 プロジェクト資産の作成。 プロジェクト資産はプロジェクトの目標に固有であり、プロジェクト・レベルで定義されます。 これらの資産は、作成時にのみプロジェクトまたはプロジェクト・タスクに様々な方法で割り当てることができます。これは、チームがプロジェクト・タスクの実行を開始するときにプロジェクト・コストの配賦に役立ちます。
3 プロジェクト・プランの作成。 プロジェクト・プランには、プロジェクトのワーク・ブレークダウン・ストラクチャ内のすべてのタスクがリストされます。 プロジェクト・マネージャは、タスクに関連付けられた資産にプロジェクト・コストを配賦できます。特定のタスクに複数のプロジェクト資産が関連付けられている場合、またはタスクで共通コストが収集される場合は、資産コスト配賦方法を使用して、プロジェクト資産が受け取る按分金額が決定されます。
4 プロジェクトまたはそのタスクへのプロジェクト資産の割当。 プロジェクト資産は、プロジェクト・レベルまたはタスク・レベルで割り当てられます。 プロジェクト・マネージャは、タスクに関連付けられた資産にプロジェクト・コストを配賦できます。特定のタスクに複数のプロジェクト資産が関連付けられている場合、またはタスクで共通コストが収集される場合は、資産コスト配賦方法を使用して、プロジェクト資産が受け取る按分金額が決定されます。
5 プロジェクト・コストの作成および収集。 プロジェクトでは、タスクの作業の進行に伴って、多数のアプリケーションからコストが収集されます。プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・レベルでコストを作成することもできます。 プロジェクト・コストは、資産明細の原材料となります。資産明細がグループ化および生成されるには、これらのコストが適切に計上されている必要があります。プロジェクト資産コスト配賦方法によって、これらのプロジェクト・コストがグループ化された後でどのように適切なプロジェクト資産に割り当てられるかが決まります。
6 資産明細の生成。 資産明細を生成して、計上済プロジェクト・コスト・トランザクションを選択し、資産明細にグループ化して、それらをプロジェクト資産に割り当てます。共通コストを収集するように定義されたタスクについては、「資産明細の生成」プロセスによって共通コストも配賦されます。 プロジェクト・トランザクションは、資産明細としてOracle Assetsに転送されます。資産コスト配賦方法によって、プロジェクト資産明細の割当先となるプロジェクト資産が決定されます。Oracle Assetsに転送できるのは、プロジェクト資産に割り当てられたプロジェクト資産明細のみです。共通コストが配賦されるようにするには、「共通タスクを含む」オプションを「はい」としてマークする必要があります。
7 Oracle Fixed Assetsへの資産明細の転送。 プロジェクト資産明細がOracle Assetsに転送されます。 これは、プロジェクトから資産までのライフサイクルの完了を示す重要なマイルストーンです。