資産プロジェクト処理
資産プロジェクトは、資本資産コストおよび除・売却費用を管理するために使用します。資本資産を作成して、作成中、インストール中および取得中の固定資産のコストを累計できます。
また、除・売却修正資産を作成して、除・売却中、削除中、除却中または処分中の資産に関連付けられている撤去費用および売却価額を収集できます。
プロジェクトの資産を作成したら、プロジェクト・レベルまたはタスク・レベルのいずれかで資産を割り当てられます。あるレベルに明示的に資産を割り当てるか、グループ・レベルですべての資産に共通のコストを収集できます。建設仮勘定コストまたは除・売却仕掛品コストのいずれかとしてトランザクションを分類します。オプションで、タスクを資産計上不可として分類し、これらのコストを取得および経費処理します。資産計上可能コストおよび資産計上不可コストの両方を取得すると、プロジェクトの合計コストを取得できます。
合計建設仮勘定金額またはオープン建設仮勘定金額のいずれかについて、簡易または複合利息を計算します。使用する準備ができたら、資産を事業供用します。建設仮勘定コストから試算明細を生成し、資産明細をOracle Fusion Assetsに転送します。プロジェクトに複数の資本資産が含まれている場合は、各資産をそれぞれの完了時に事業供用します。イベント処理方法が定期または手動の場合は、イベントを作成してコストおよび資産をグループ化できます。
資産は事業供用日に基づいてグループ化されますが、コストはトランザクション日に基づいてグループ化されます。資産明細グループ化方法に基づいてトランザクションをグループ化することで、サマリー資産明細が生成されます。サマリー資産明細をレビューし、Oracle Fusion Assetsに転送します。実績資産を作成するには、それらを資産台帳に転記し、Oracle Fusion Assetsの資産期間詳細で更新します。
資産の資産計上後、その資産がOracle Fusion Assetsの追加期にあるときに、誤って資産を事業供用したか間違った資産コストが転送された場合、その資産を戻し処理できます。
除・売却修正資産の操作
- 資産の事業供用を終了する準備ができたら、資産を除・売却できます。
- 除・売却資産から撤去費用および売却価額を取得し、Oracle Assetsに送信します。除・売却資産に対応するターゲット資産の償却累計額勘定科目の修正としてこれらを転記します。ターゲット資産は、Oracle Assetsで作成されたグループ資産であることに留意してください。
- ターゲット資産(Oracle Assetsではグループ資産と呼ばれる)の詳細は、『資産の使用』ガイドの「グループ資産」を参照してください。また、『資産の使用』ガイドの「グループ資産の除・売却の修正」も参照してください。