追加および優先間接費体系の例

間接費体系は、追加ベースにすることも優先度ベースにすることもできます。複数の間接費コードがある場合、追加間接費体系では、それぞれの間接費コードが適切なコスト・ベースの直接費に適用されます。

優先間接費体系は累積で、各コスト・コードが直接費の実行合計に適用され、それまでのコスト・コードはすべて課せられます。各詳細トランザクションの原価集積を実行するためにOracle Fusion Project Costingで使用する間接費スケジュールに対して、乗数を割り当てます。

追加間接費体系

追加間接費体系を作成し、間接費の計算時に同じ優先度を使用して、コスト・ベースに割り当てられている各間接費コードを適用します。次の表は、追加間接費体系を使用した総コストの計算例を示しています。

コスト・コード

優先度

乗数

算式

金額(USD)

直接費

0

0

0

100.00

間接費

1

0.50

0.50 * 100.00

50.00

付加厚生給付

1

0.30

0.30 * 100.00

30.00

一般管理費

1

0.20

0.20 * 100.00

20.00

総コスト

0

0

0

200.00

優先間接費体系

次の表は、コスト・ベースに割り当てられている各間接費コードが直接費にどのように適用されるかを表す例を示しています。

コスト・コード

優先度

乗数

算式

金額(USD)

直接費

0

0

0

100.00

間接費

10

0.50

0.50 * 100.00

50.00

付加厚生給付

20

0.30

0.30 * 150.00

45.00

一般管理費

30

0.20

0.20 * 195.00

39.00

総コスト

0

0

0

234.00