1. プロジェクト原価計算の使用
  2. 労務費の管理

労務費の管理

労務配分会計担当は、「労務費の管理」ページを使用して労務費およびその配分を検索および管理できます。労務配分から生成された労務費は、正常に配分された後に修正管理作業領域で使用できます。

「労務費の管理」ページを使用して、次のことを実行します:

  • バッチ名、ステータス、支払期間、プロジェクト番号、ビジネス・ユニット、個人名、支払要素または交付番号の組合せを使用して、配分がある原価をフィルタします。

    ノート:
    • 交付番号フィルタと個人名フィルタの組合せを使用して、すべてのプロジェクトおよび非プロジェクト・ベースの配分を取得できます。
    • [Shift]キーを使用して、複数の給与原価を検索結果から選択できます。
  • 必要に応じて、「給与原価のインポート」プロセスで発生したエラーを分析し、ステータスが「エラー」の給与原価を削除します。

  • 静的分析グラフが表示され、配分にエラーがある直近の3つの支払期間、およびエラーの合計金額と件数を簡単に参照できます。

  • 検索フィルタを使用して、1つ以上のエラーの根本原因を特定します。

  • 根本原因を解決し、「コストの処理」オプションを使用して1つ以上の労務費を再処理します。「エラー」ステータスの給与原価を削除することもできます。
    ノート: エラーを含む給与原価配分を更新して正常に再処理すると、元の誤ったレコードは不要になるために削除されます。

  • 給与原価に関連付けられた配分ルールが変更された場合は、「コストの処理」オプションを使用して、正常に処理された配分を修正します。

ページ・コンポーネント

「労務費の管理」ページは、次のコンポーネントで構成されています:

  • 分析: これは、エラー合計の数と金額、および最後の3つの支払期間を反映する静的グラフです。
  • 検索: リストされたフィルタ基準を1つ以上使用して、人件費を検索します。
  • 労務費: 検索基準を満たす労務費に関連する詳細がリストされます。労務費を選択して、その配分ルールに関連付けられた詳細を表示します。
  • 配分ルール: 労務費に関連付けられた各配分ルールに関連付けられる属性が表示されます。このビューに表示される主要な属性の一部を次に示します:
    • トランザクション番号: 配分ルール・レコードに関連付けられたトランザクション番号を使用して、支出を検索し、結果の会計を確認します。
    • 労務スケジュール属性: 支出を作成した労務スケジュール・バージョンおよび配分ルールのすべての属性がリストされます。
    • 差分: 合計100%までの差分を補うための配分が生成されたかどうかを示します。
    • 明細: 配分明細番号を識別します。配分明細が差分の場合、この値は-1としてリストされ、労務スケジュールで定義された明細と区別されます。

労務配分コスト管理マトリックス

次の表は、複数のページにおいて様々なシナリオで労務費に対して実行できる処理を示しています。

労務費(ステータス)

「労務費の管理」ページ

「プロジェクト・コストの管理」ページ

期間クローズ例外レポート

プロジェクト・コスト(エラー)

  • エラーの表示

  • 「エラー」ステータスの給与原価の削除

  • コストの処理

NA

NA

非プロジェクト・コスト(エラー)

  • エラーの表示

  • 「エラー」ステータスの給与原価の削除

  • コストの処理

NA

NA

プロジェクト・コスト(成功)

  • 結果の表示

  • コストの処理(親労務費の戻し処理および再インポート)

  • プロジェクト・コスト詳細の表示

  • 次を除く修正*の実行:

    • 分割

    • 転送

    • 分割および転送

    • 戻し処理

これらのプロジェクト・コストに対して「会計の作成」プロセスが完了するまで待ち状態のトランザクションを表示します

非プロジェクト・コスト(成功)

  • 結果の表示

  • コストの処理(親労務費の戻し処理および再インポート)

使用不可(「補助元帳会計」作業領域で使用可能)

NA

*「プロジェクト・コストの管理」ページでは、ソース労務費が労務費配分で再配分され、異なるソースでコストが戻し処理される可能性があるため、これらの修正は許可されません。ソースでの労務費の問題を解決することをお薦めします。

労務費のエラーの解決

「労務費の管理」ページの「労務費配分」作業領域を使用して、インポート済および配分済のコストに関連するエラーをレビューして解決します。エラーを評価して根本原因分析を実行し、適切な解決策を判断できます。原因を解決した後に1つ以上のレコードを選択してコストを処理します。エラーが大量に発生する場合は、根本原因を修正し、識別されたパラメータを使用して「給与原価のインポート」プロセスを実行してください。

ノート: いずれかの配分にエラーがある場合、労務費はエラーのステータスになります。これにより、労務費が確実に完全に配分されます。

労務費の修正

配分に成功した労務費は修正できます。新しい労務スケジュールを必要に応じて作成し、1つ以上のレコードを選択してコストを再度処理し、戻し処理仕訳と新しい配分を生成します。

分析用のデータの取得

分析のために労務配分データを取得するには、次の2つのオプションがあります:

  • Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)の「労務費配分」サブジェクト領域を使用します。
  • Microsoft Excelベースのユーティリティを使用してデータを取得します。