労務費配分の概要
労務費配分を使用すると、労務配分管理者は、ルールベースで給与原価をプロジェクト、交付または一般会計の勘定科目に配分できます。
労務費配分のコア・コンポーネントは、労務スケジュールです。労務スケジュールでは、個人の労務費をプロジェクト、交付または一般会計(あるいはそのすべて)の勘定科目組合せに配分する必要のある方法を決定する、一連の期間および配分ルールを指定します。労務スケジュールを使用すると、任意のソース・システムから給与情報をインポートし、効率的に配分できます。
大量の労務費を独立して効率的にパーセントに基づいて配分することで、個々のプロジェクトのリソースと管理者の工数を削減できます。
労務スケジュールは、スポンサード・プロジェクトと非スポンサード・プロジェクトの両方に適用できます。
労務配分プロセス
労務配分プロセスの概要を提供する図を次に示します。

上の図に示すように、労務費配分は次の5つの上位レベルのタスクで構成されます:
- 労務スケジュールの管理: 労務スケジュールを作成して、個人の給与原価を配分する際に使用する必要がある、プロジェクトおよび非プロジェクト・ベースのルールを指定します。詳細は、「労務スケジュール」を参照してください。
- 給与計算の実行: 給与計算を実行して、従業員および契約者に支払う必要がある実際の賃金を決定します。
- 給与のインポートおよび配分: 「給与原価のインポート」プロセスを実行します。このプロセスでは、給与原価をインポートして検証し、構成された労務スケジュールを使用してトランザクションを処理し、プロジェクト・コスト配分を作成します。
- 労務費の管理: 「労務費の管理」ページを使用してこれらの配分に対する例外をレビューおよび解決し、確実にすべての給与原価が想定どおりに配分されるようにします。
- レポート: Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)を使用して、労務スケジュールおよび労務費を表示およびレポートします。
労務費配分に関連付けられるロール
次に、労務費配分にデフォルトで関連付けられているロールを使用して実行できるタスクのリストを示します。
労務配分管理者 |
労務配分会計担当者 |
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ヒント: エラーが大量に発生する場合は、根本原因を修正し、識別されたパラメータを使用して「給与原価のインポート」プロセスを実行してください。 |