4 Oracle Enterprise Manager App for Grafanaの有効化

アプリのインストールが完了したら、GrafanaがEnterprise Managerサイトと連動できるようにする必要があります。

  1. GrafanaサイトでEnterprise Manager Appを有効にします。
    1. Grafanaホーム・ページから、「構成」「プラグイン」の順に選択します。使用可能なGrafanaプラグインのリストが表示されます。
    2. リストからOracle Enterprise Manager Appを選択します。Enterprise Manager Appの「Enable」および「Disable」オプションが表示されます。
    3. 「Enable」をクリックします。
  2. Enterprise ManagerサイトでGrafana Serviceを有効化します。
    emctl set property -name oracle.sysman.db.restfulapi.grafana.enable -value true -sysman_pwd <your sysman pwd>
    emctl set property -name oracle.sysman.db.restfulapi.grafana.executesql.repository.query.enable -value true -sysman_pwd <your sysman pwd>
    emctl set property -name oracle.sysman.db.restfulapi.grafana.executesql.target.query.enable -value true -sysman_pwd <your sysman pwd>
  3. ベスト・プラクティスとして、Enterprise Managerのパフォーマンスを最適化するには、Grafanaがダッシュボードのデータをフェッチするときに、Enterprise Managerサブシステムにかかるリソース要求を最小化します。

    Grafanaは、REST APIコールによってEnterprise Manager OMSと直接通信して、ダッシュボードを描画するためのデータを取得します。主要なEnterprise Managerサブシステムのパフォーマンスを保護するために、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性のあるAPIエンドポイントの過剰使用を制限するように設計されています。この保護に加えて、Enterprise Managerリポジトリには、主要なEnterprise Managerサブシステムの運用パフォーマンスが長時間実行される問合せやリソースを消費する問合せによって損なわれないようにする別の保護も追加されています。

    Enterprise Managerには、ダッシュボード・リソースの使用状況を管理する方法が2つあります。

  4. Grafanaのユーザー名とパスワードを使用して、Grafanaサイトにログインします。ログインには、URL: http://<host>:3000 (username/password : admin/admin)を使用します。

Grafana 8以降の構成

Grafana 8以降をインストールする場合は、追加の構成手順が必要です。oracle-emcc-apporacle-emcc-datasourceの両方をGrafana構成ファイルのallow_loading_unsigned_pluginsリストに追加する必要があります。

conf/defaults.iniファイルに次を設定します:

allow_loading_unsigned_plugins = oracle-emcc-app,oracle-emcc-datasource

代替の方法

defaults.iniファイルを編集しない場合は、EXPORT、SETENVまたはこの環境変数を設定するための他のコマンドラインでGF_PLUGINS_ALLOW_LOADING_UNSIGNED_PLUGINSoracle-emcc-app,oracle-emcc-datasourceに設定します。