プログラム・リソース使用率モニタリング基準の構成

Enterprise Managerでは、様々なフレーバーのUNIXオペレーティング・システムを実行しているホスト上で、<program name, owner>の組合せにより消費されるCPUリソースをモニターします。オペレータはリソース消費をモニタリングする基準を構成する必要があります。この機能で、CPUリソースの消費量を追跡できます。

オペレータはモニタリング設定ページを使用し、プログラム・リソース使用率のモニタリング基準を指定する必要があります。

プログラム・リソース使用率の基準を構成する手順は、次のとおりです。

  1. メトリックと収集設定ページで、「表示」メニューの「すべてのメトリック」を選択します。プログラム・リソース使用率メトリックを特定します。次のメトリックがあります。
    • プログラムの最大CPU時間累積(分)

    • プログラムの最大CPU使用率(%)

    • プログラムの最大プロセス数

    • プログラムの最大常駐メモリー(MB)

    • プログラムの最小プロセス数

    • プログラムの累積CPU時間合計(分)

    • プログラムのCPU使用率の合計(%)

  2. 各メトリックを確認したら、どのメトリックを変更する必要があるかを判断します。鉛筆アイコンをクリックして、対応する詳細設定の編集ページにナビゲートします。
  3. 「モニター対象オブジェクト」表で行を選択し、「編集」または「削除」をクリックして既存の基準を編集または削除できます。基準の構成の詳細は、「モニター対象オブジェクトの指定に関するノート」を参照してください。

モニター対象オブジェクトの指定に関するノート

一連の<Program Name, Owner>でモニター対象の基準を指定します。「モニター対象オブジェクト」表の各行で、モニター対象の一意の基準を指定します。

説明

プログラム名

プログラム名は、ホスト・オペレーティング・システムで実行されているコマンドの名前です。UNIXシステムでは、psコマンドを使用して、実行中の各プロセスの名前を表示できます。プログラム名については、正確な名前またはSQLワイルド・カード(%および_)を含む名前のいずれかを指定できます。SQLワイルドカードは0文字以上の文字に一致します。SQLワイルドカード_は1つの文字に一致します。

所有者

所有者は、ホスト・オペレーティング・システムで任意のプロセスを実行しているユーザーの名前です。UNIXシステムでは、psコマンドを使用して、実行中の各プロセスの名前を表示できます。所有者については、正確な名前またはSQLワイルド・カード(%および_)を含む名前のいずれかを指定できます。SQLワイルドカードは0文字以上の文字に一致します。SQLワイルドカード_は1つの文字に一致します。