単一のパッチ計画でのWebLogicパッチとSOAまたはOracle Service Busパッチのデプロイ

このトピックには、単一のパッチ計画を使用してWebLogicパッチとSOAまたはOracle Service Busのパッチをデプロイするための手順が含まれています。単一のパッチ計画を使用して必要なすべてのパッチをデプロイすると、パッチ適用中の停止時間が短縮されます。

SOAドメインまたはOracle Service Busドメインの場合、ユーザーはWeb LogicのパッチあるいはSOAまたはOracle Service Bus製品のパッチを適用できます。これらのパッチは、個別のパッチ計画を作成することによって、別々のセッションで適用できます。ただし、各パッチ・デプロイメント・セッションで停止時間が必要となります。システムの停止時間を短縮するには、Web LogicプラットフォームのパッチおよびSOAまたはOracle Service Busのパッチを選択して1つのパッチ計画を作成し、このパッチ計画を1つのセッションで適用できます。

ノート:

  • 組み合せたパッチ適用は、Oracle Service BusまたはSOAのリリース12.1.3.0.0以降でのみサポートされます。このモードの組み合せたパッチ適用は、Oracle Service BusまたはSOAのリリース12.1.3.0.0以降でのみサポートされます。以前のバージョンのOracle Service BusおよびSOAの場合は、個別のパッチ計画を作成してパッチを適用します。

  • これを実現するには、目的のWeblogicパッチおよび目的のドメイン・ターゲットを選択することによって、最初にパッチ計画を作成します。次のステップで説明するように、Oracle Service BusまたはSOAのパッチを同じパッチ計画に追加し、ターゲット・セレクタで同じドメイン・ターゲットを再選択します。これにより、必要なすべてのパッチおよびデプロイ先のターゲットが確実に選択されます。

ユーザーは、単一のパッチ計画で複数のパッチを適用できます。

パッチ計画の作成の詳細は、パッチ計画の作成を参照してください。

ノート:

Oracle Service BusまたはSOAターゲットは、関連付けられたOracleホームを持つ必要があります。そうでない場合、解決策を含む次のエラー・メッセージが表示されます。

There is no Oracle Home(OH) target associated for the patch being applied. To rectify this issue the user should promote the OH being patched, by choosing the "Discover Promote Oracle Home Target" job in Enterprise Manager. Ensure the OH target is available after this operation is completed, and the configuration metrics for the OH target is collected.

Oracle Service Busにパッチを適用するには、次のステップに従います。

ノート:

パッチの適用中に実行する必要があるSQLスクリプトを含めることもできます。

  1. 「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「保存されたパッチ」の順に選択します。
  2. 「アップロード」をクリックします。
  3. パッチ・ファイルおよびパッチ・メタデータの場所を指定し、「アップロード」をクリックします。
  4. パッチがアップロードされたら、パッチを選択します。パッチのホームページが表示されます。
  5. WebLogicパッチとターゲットとしてWebLogicドメインを選択して、「計画の作成」をクリックします。
  6. 「計画名」フィールドに計画の名前を入力します。
  7. ターゲット・タイプとしてWebLogicドメインを入力します。
  8. 「計画の作成」をクリックします。
  9. WebLogic Serverパッチ計画が作成され、Oracle Service BusまたはSOAパッチとともにデプロイできます。
  10. 「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「パッチと更新版」の順に選択します。
  11. パッチ計画のリストから、作成したパッチ計画を選択します。
  12. 「次」をクリックします。
  13. 「パッチ」タブの「パッチと更新版」で、「パッチの追加」をクリックします。
  14. SOAまたはOracle Service Busパッチを検索して選択し、同じドメイン・ターゲットを選択します。
  15. EMユーザー・インタフェースに残りの情報を入力し、資格証明を検証し、必要なカスタマイズを選択します。事前入力または選択されたデータが正確であることを確認します。
  16. 「分析」をクリックします。デプロイメント・プロシージャが発行されます。
  17. 分析が完了したら、ツールに対して「確認」をクリックして、詳細の確認、分析および検証を行います。
  18. 「次」をクリックします。
  19. 「デプロイ」をクリックします。デプロイメント・プロシージャが発行され、パッチ適用が進行中です。
  20. パッチがデプロイされます。
  21. WebLogic Serverパッチが正常に適用されます。